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シティベーカリーの朝食はグローバルプライス

シティベーカリーでひさしぶりの朝。

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ずっとベーカリーショップで売ってるパンをメインの朝にしていた。長い間、厨房で調理してくれる朝食を食べたなかったから、ひさしぶりにシティベーカリーブレックファストを選んでたのむ。

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卵料理にグリルドベーコン。サラダにトーストという組み合わせ‥、つまりアメリカンブレックファストのスタイルで、まずトーストをプリッツェルクロワッサンに変更をする。
メニューの写真の目玉焼きが、サニーサイドアップなのだけど白身がこんがり。縁が焦げてフリルのようになっていて黄身はほどよい半熟みたいに写ってて、それを指差し「このように卵を焼いていただけますか」って注文をする。
お店の人はニッコリしながら「シェフの得意な焼き加減ですからおまかせください」と。クラムチャウダーにアイスティーをお供にし、アイスティーだけをもらって番号札と一緒にテーブルについて待つ。

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ちなみにこれだけたのむとさすがに2000円をちょっと超える値段になった。
ホテルで食べれば3000円の半ばの値段になるでしょうか。それに近い値段を半分セルフサービスの店でとるのはちょっとびっくりだけど、世界的には適価。グローバルプライスということになるんだろうなぁ…、日本の飲食店のつける価格はバカげて安い。もったいない。
さて10分ほども待ちましたか。

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厨房から調理スタッフが飛び出してきて、出来たばかりの料理をボクに差し出しながら「ご希望の通りに玉子を焼いたつもりですが、これでよろしゅうございますか」と。そのお皿の上の目玉焼きが写真以上にうつくしく、写真を遥かに上回るおいしげなことにニッコリしながらうなずいた。

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卵の縁の白身の部分はこんがり焦げて、黄金色のレースのように焼き上がる。
黄身は半熟。
半分ねっとりかたまっていて、残り半分はナイフを入れると流れ出す。
半熟ってよく名付けたなぁ…、って感心しちゃう。

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かたまっているところも乾いているわけじゃない。
しっとりなめらか。
とけだした部分にも熱はきちんと入ってて、お皿の上でゆっくりかたまる。
それがたちまちソースのようになっていく。
たっぷりほどこされた胡椒の香りが卵臭さをかき消して、甘やかな味が口に広がる。

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グリルドベーコンの焦げた脂の香りもおいしい。
プリッツェルクロワッサンの一番分厚いお腹の部分を半分に割り、そこに卵とベーコンをはさんでサンドイッチのように仕立てて食べる。
プリッツェルクロワッサンの塩の味わい。小麦の甘みにガッシリとした噛みごたえ。そこに卵の食感、味わい、風味が混じってなんとおいしい。
口の中でサクサク壊れて、クロワッサン生地が散らかる感じがなんともいえないおゴチソウ。

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クロワッサン自体がバターをたっぷり吸い込み焼き上がっているのに、たっぷりバターがお皿にのってくる。焼かれるときに溶けて生地に染み込んだバターのあとのよじれた空洞。そこにバターを押し込んで口に含むと、口の中が一瞬涼しくなるかのようにバターが溶ける。

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お供にもらったクラムチャウダーも具だくさん。粉をそれほど使わずに、じゃがいものでんぷん質をたよりに作っているからちょっとサラサラ舌感じ。アサリもたっぷり。クロワッサンをちぎって浸し、食べるとこれがまた旨い。

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値段は少々強気だけれども、食べれば十分納得できる。コストパフォーマンスってこういうことを言うんだろうなぁ…、食べればわかるお値打ち感。朝から勉強いたします。


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