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洋風弁当食べて、今年最後のプリンで〆る

お願いしていたおせちを取りに伊勢丹に来る。
食料品の売り場を中心に年末年始の準備の人たちでてんやわんやの大にぎわい。
しかも今日は早仕舞い。5時から6時に閉店しちゃう。

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今年一年の最後のゴチソウを食べておこうとお昼の時間。レストラン街の西櫻亭にやってくる。
新宿でおそらく一番上等な洋食店でオキニイリ。

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百貨店の中という場所にあってとても明るい。特に通路に面して作られたテラス席っぽい場所の上には明るい照明。まるで天窓みたいな設えでその下にあるテーブルが好き。

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今日もそのテーブルをもらってニッコリ。洋食弁当をたのんでのんびり料理を待ちます。テーブルの上に芥子とウスターソースが並んで一緒に料理を待つ景色。あぁ、洋食屋さんに今いるんだなぁ…、ってしみじみ思う。腹が鳴る。

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まずスープ。コーンポタージュがやってくる。ときにニンジンのポタージュやカボチャのスープになることがある。けれどなぜなんだろう…、コーンポタージュは無条件に気持ちをゴキゲンにしてくれる。甘くて香りも華やかで喉ごしなめらか。お腹がじんわり動きはじめる。

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長方形の二段重ねのお重が到着。
上の段には3種類の料理が小鉢、小皿に入って収められていて、下段はサラダ、フライ類にご飯が並ぶ。上の段を持ち上げた瞬間に、揚げた油の甘いラードの香りがフワッと漂ってくるのにウットリします。

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エビフライにカニクリームコロッケにメンチカツ。タルタルソースにレモンが添えられサイドにブロッコリにニンジングラッセ、ポテトグラタンと盛りだくさん。細かなパン粉が明るい色に揚がっているのがおいしい予感。ウットリします。

食べるとパン粉が前歯をカサカサくすぐる感じが心地よい。
エビムチュンと健康的な食感で、甘くて風味豊かで上等。
カニクリームコロッケのソースぽってり、カニの風味が食欲誘う。
サラダの仕上がりもクラシック。
ハーブ野菜に紅芯大根、小さなトマト。
油とお酢を乳化させぽってり仕上げたクラシックなドレッシングが控えめ量でかけられていて、酸っぱくおいしい。
ご飯の上にパラッとちらかる胡麻がなんだか愛らしい。

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上のお重の料理は3種。エビグラタンにローストビーフ、ビーフシチューでひと揃え。
肉汁をしっかり閉じ込め仕上がったローストビーフは、噛むとジュワッと旨味がにじむ。ゴロンと大きな牛肉にテラテラ光るソースがからむビーフシチューはソースが上等。フォークでそっと押さえるとクチャっと潰れて繊維がほぐれる。うっとりです。

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ビーフシチューの肉だけ食べて、メンチカツの半分を残ったソースに浸して食べる。ここのメンチカツは細かに挽いた合いびき肉に細かなパン粉がぎっしり貼り付き、肉汁たっぷり。ナツメグの香りもなんともクラシック。パン粉にデミグラスソースがからんでぽってり。ソースまみれになってもパン粉衣がカサカサパラパラ、ちらかる感じがオゴチソウ。

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貝殻型の器に入れて焼き上げたエビグラタンはベシャメルソースがなめらかでマカロニぷるりん。焦げたところがまた旨い。
今日は〆にプリンをもらった。

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今年最後のプリンであります。お供はお弁当についてくるアイスティー。焼いて仕上げた硬めのプリン。ほんの少しのホイップクリーム、苦味と酸味のバランスのよいカラメルととてもシンプル。プリンってこれでいいんだよね…、ってタナカくんからお褒めの言葉が頂戴できる、そんなおいしさ。満たされる。


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