泡を味わうコーヒーの世界②
エスプレッソマシンでスティームミルクを作るところを「聞く」のが好き。
セルフサービスのお店ではカウンターの前に陣取って、飲み物が作られる一部始終を見ながら完成を待つ。
その時間もたのしくていいのだけれど、席について待つ間、耳を澄まして今何が行われているんだろう…、って想像しながら待つのもたのしい。
エスプレッソマシンはかなり騒々しい道具です。
ブーンってモーターが唸る音がしたり、ゴゴゴゴゴゴゴって装置自体が震えて揺れる音がする。
プシューッって蒸気が噴き出す音にドドドドドって圧力がポッドにかかる音が終わって、そこからミルクがあたためられる。
威勢の良い第一楽章が終わって、流麗にして抒情的なる第二楽章がはじまるのです。
耳を澄まして聞きましょう。
ミルクの泡がなぜできるのか
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