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恋と革命の味と麻婆豆腐のコラボレーション

ランチに新宿。中村屋のレストランにくる。

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ビルを建て替えたときに、それまで「ルパ」って名前だったレストランを「マンナ」って名前にリニューアル。
最初はその店名だけでがんばってたけど、結局看板にも中村屋レストランと併記されるようになって、やっぱり中村屋って名前は安心のブランドなんだろうなと思う。
お店はゆったりしています。

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大きなテーブル。座り心地のよい椅子に広い通路と隣の人が気にならぬ空間。できたときには随分贅沢な造りにしたなぁ…、と思ったけれど、今となってはこういうコストをかけた店が安心、安全を感じさせてくれるのでしょう。コストをかけずに作った店は別のコストを今払ってる。

イタリアーノってオキニイリを食べようと思ってきました。
ところがなんとフルメニュー営業になるのは来週から。今はカリーと洋食メニューだけの営業ということで麺類はなし。残念至極。そこで選んだのが今の季節のおすすめメニュー。カリーと麻婆豆腐のコラボセットというのにしてみる。

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中村屋のレストランの中国料理は昔から人気の一品。インドの辛さと中国の辛さを食べ比べするのもオモシロイなぁ…、と思った次第。
カレーの付け合せのらっきょう、キュウリと玉ねぎのピクルスが三日月型の器で供され、ジャーサラダが付きひと揃え。

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中村屋純印度式カリー。
昭和2年発売ですからまもなく100歳料理です。
英国の植民地支配を嫌って、インドから亡命してきた独立運動家を中村屋の主人がかくまい、しかも娘さんと彼が結婚したことが縁で生まれた名物料理。

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キャッチフレーズが「恋と革命の味」。
毎年6月12日を「恋と革命のインドカリーの日」と定めてて、今年はどうするんだろう…、と心配してたらめでたく今年もイベント決行。その日に1200円以上使ったらレトルトカレーがプレゼントされるんだという。
ありがたい。

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ぶつ切りにした骨付きの鶏肉に大きなじゃがいも。スパイスの複雑な味わいにスッキリとした酸味、そしてうねるような力強い辛味が体の芯を揺り動かして思わず気持ちがニッコリ微笑む。

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友人はコールマンカリーを選んでたのむ。恋と革命の味に比べるとトマトの酸味を強く感じてホールスパイスの香りや辛味がガツンと舌をつねるような独特の味。これもまたよし。
カリーの辛味はどっしりしていてお腹がポッと熱くなる。

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一方、麻婆豆腐は舌をつねるようないきなり感のある辛味。しかも山椒がひりひりしびれて口全体を熱くする。カリー用のご飯と麻婆豆腐用のご飯が混じり合わないように工夫された器もたのしい。ほどよき量の昼ご飯。


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