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スタバのスコーン、プロントのすいかジュース

朝の散歩の途中、スターバックスでおめざをとった。
何にしようか…、ってショーケースの中をぼんやり眺める。
色とりどりのケーキがあっって、マフィンやドーナツ、ペストリーがいくつも揃う。
ソーセージパイが一番奥に鎮座していて、あれもいいなと思うも今日の目当ては甘いもの。
見回してたら「チョコレートチャンクスコーン」と目が合う。
それにする。

じっくり観察していたからでしょう…、お店の人がニッコリしながら「苦渋の選択ですか?‘」って聞くから、目があっちゃったのって言って笑った。こういうやりとりがありがたい。
アイスドリップをお供にしました。

スコーンといえば丸い形をしていることがほとんどなのに、スタバのスコーンは三角形。
ゴツゴツしていて不恰好で、失敗しちゃったクッキーみたいな見た目が愛嬌たっぷり。軽くリベイクしてもらい、オキニイリのテラスの席に座ってたのしむ。

生地は乾いてボロっと崩れる。スコーンというよりクッキーよりで、口に含むと口を乾かす。
乾いた生地が口の中の水分をスゴい勢いで吸い取ってくのね。
しかも甘くて香ばしい。しばらくすると生地が馴染んでとろけだす。溶けはじめるとそれは一気呵成になめらかになり、そこではじめてチョコの香りや苦味を感じる。

口を乾かし、直後にとろけるというこの食感はイギリス、アメリカケーキ独特。そして好き。
お供のコーヒーをおいしくさせる魅力もあって、なによりチョコがおいしいの。苦み、甘みも力強くて最後の残す酸味も鮮やか。

チョコだけ集めて口に含んでアイスコーヒーごくりと飲めば、アイスモカ的ご馳走になる。そしてのんびりくつろごう。


お昼の〆にプロント。
すいかジュースを飲もうと思った。

有楽町駅前のガード下にある小さなお店。お店が小さい上にテーブルが小さく、しかもテーブルとテーブルの間が狭い。
小さな体の女性ならばすり抜けることもできるだろううけど、おじさんの大きなお腹はつかえちゃうのネ。
背伸びしてお腹を思いっきりひっこめなんとか通り抜けることができる程度で、椅子も浅くて落ち着かない。
セルフサービスの珈琲専門店は競合激化の真っ只中で、居心地のよいお店づくりに一生懸命。
これほどまでに居心地よりも収容人数、ひいては売上を優先しているお店は今どき珍しい。

すいかジュースもカップに比べて量が少なく、なんだかなぁ…、って思っちゃう。まぁ、しょうがない。

とはいえすいかジュースはおいしいなぁ…。

ひんやりしていてすっきりとした甘みにスイカ独特の緑の香り。サラッと喉を潤して体の熱をとってくれるようなさわやかさ。
氷の上に塩がパラリと振りかけられてて、ストローを使わずに飲むと塩が唇に貼り付き、すいかジュースの甘みをくっきりしてくれる。

すいかに塩をかけて食べるのは好きじゃないのに、なんでジュースになると塩をおいしく感じるんだろう。
不思議で不思議でしょうがない。氷をなめなめゆっくりたのしむ。

それにしてもメニューにすいかジュースの表記がない上、季節商品としてのポスターもなし。
おそるおそるお店に入って用意があるのを知ってそのたびホッとするのがなやましい。


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