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ステーキダブル、念願のサラダ大盛り、スープ付き

ヨドバシカメラに用事があって西新宿。それが終わったのが11時ちょっと前で、「ルモンド」の前を通ったら開店待ちの人が4名。これ幸いと後につく。

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人気の店で、かつては開店30分ほど前には客席数を超える人数が並んでしまっていたことを考えるならありがたくもあり、申し訳なくもあり。
開店5分ほど前にお店の人が注文を事前に取りに来る。

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ほとんどの人がメニューも見ないで注文していく…、それほどおなじみさんが多い店。かく言うボクももう注文は決まってて、リブとヒレの盛り合わせにサラダ大盛り、ご飯抜き。コーンポタージュを追加する。
お店が開いて席に案内されたときにはすでにサラダが用意されてて、おいかけスープがやってくる…、というのがスマート。グリルの上では肉がすでに焼かれています。

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コーンスープの味はいかにもクラシック。いたずらに甘く仕上げず自然な風味とぽってりとしたなめらかさにて、お腹の入り口がパカン開くオゴチソウ。

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サラダはレタスだけとシンプル。ドレッシングも塩とサラダ油、レモン果汁だけで整えられてて、レタスのパリパリした食感や甘味に渋みといった個性が思う存分たのしめる。いつも食べながら、大盛りにすればよかったと思い続けて20年ほど。

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やっと大盛りにありつきました。この大盛りの大盛りでもよかったかもな、と思えるほどのオキニイリ。
口の中に肉をむかえる準備が整い、さて堂々のリブとヒレの盛り合わせ。フライドポテトと茹でたインゲンがサイドを飾ってやってくる。

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お皿にのってやってくる「静かなステーキ」。
焼いてる様もやはり静かで、じっくりと焼きグリルの横で休ませることで仕上げるスタイル。

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表面は焦げているのにやわらかで、切ると断面は見事なレア。
歯応えはある。
けれどネットリ、奥歯や歯茎にまとわりついてくるようになめらかでもあり、いつもこれをステーキと果たして呼んでいいのかどうかわからなくなる。

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ひと噛みごとに口の中が肉汁で潤う感じが独特で、このステーキは「ルモンド的ステーキ」なんだとしみじみ思う。オリジナル。
脂がのって口の中をひんやりさせる力強いリブの味わいは男性的。丁寧に巻かれたベーコンの風味と軽い酸味を残して崩れるヒレは上品なのになまめかしい。

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醤油ベースのソースが肉のうま味、風味を引き立てるのもまた見事。たっぷり添えられたメンテルバターをフライドポテトに借りて食べると、これがおいしく次はフライドポテトも大盛りに…、なんて小さな野望を抱く(笑)。

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先日、母に電話した。「今、一番したいことってなに?」って聞いたら、肉を食べたい。分厚いステーキ、あるいは焼き肉。施設の食事は体の健康のことばかり。肉がほとんど出てこないから心がどんどん痩せてくの…、って。自由に移動ができるようになり、好きなことができるようになったら一緒に肉を食べようネ…、って電話を切った。それまで元気でいましょうね。


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