見出し画像

原宿の空の上のピザ

日曜の昼。原宿でランチとしゃれる。

画像1

背の高い建物が少ない明治通り沿いにあって、一際高い11階建てのビルの9階。
「カンテラ」って名前のピッツェリアにやってきてみる。
上層階にテラスが作られた複雑な形のビルです。テナントはほとんどが飲食店。原宿らしく若い人たち向けのカジュアルなレストランがほとんどで、ヘアーサロンがあったりもする。
エレベーターにのって9階につき、ドアが開くとそこはキッチン。窓がないから暗いうえ、明るいエレベーターに慣れた目には暗闇。ピザ窯の炎がゆらりゆらり揺れている。

画像2

そのピザ窯の向こうに客席が広がっていて、そこは眩しい。大きな窓にテラス席。外の明るい光がお店の中を明るく照らす。明るいお酒を飲みたくなって、甘おうサングリアとかハイボールとかをたのんで乾杯。良きランチの予感がします。

画像3

おいしい生ハムを揃えているのが自慢のお店。しかももらったのがスライサーの隣の席。これはたのまずにすむわけございませんネ…、と削ってもらう。

画像4

短い竹串でどうぞ…、とそれで一枚突き刺し持ち上げる。一枚大きく、口に含むとネットリとした肉肉しさにウットリとなる。塩の風味と脂の香り。口の温度でじんわり脂がとろけて甘みが舌に広がっていく。あぁ、なんておいしい。幸先がよい。

画像5

シーザーサラダが続いて到着。ロメインレタスにトレビス、ベーコン。パルミジャーノをたっぷりかけて仕上げたサラダ。葉っぱ野菜はみずみずしくてしっかり冷たくパリパリ歯ざわり、歯ごたえ上等。

若い人たちがたのしそうに働く店です。
キビキビしていて、スタッフの数も十分。
厨房の中からシェフが出てきて料理を運んだりする臨場感もいい感じ。

画像6

イカのフリットがあってたのんだ。
メニューに見つけるとたのみたくなるオキニイリ。
ちょっと分厚く大きく切り分け、バリバリの生地をまとわせさっくり仕上がる。
むっちりとしたイカの食感が引き立つおいしさ。

画像7

それから牛モツのトマト煮込み。
ニンニクの香りとオリーブオイルの風味をまとって煮込まれた牛すじ肉にトリッパ、小腸。どれもとろとろ、むっちり、ムチュンと歯にからみつくような肉感的な食感で次のメインの期待がふくらむ。

画像8

ピザを2種類。ビアンコ、ロッソを一つづつ。
トマトソースを使わぬほうの具材のメインは釜揚げしらす。刻んだ大葉をたっぷりと生地にのっけてモツァレラチーズをのっけてこんがり。大葉の香りがあざやかで、しらすの旨味、塩味、食感がチーズとひとつに混じり合う。
生地はぽってりとしたナポリ風。薄く伸ばされた部分の底はさっくり歯切れ、端の部分はこんがり、ふっくら。生地がおいしいとピザはおいしい。ウットリです。

画像9

トマトソースにレッドオニオン、刻んだサラミに炒めたナス。具材たっぷりでサラミの香りや脂の風味がどっしり重い。お腹にしっかりたまるおいしさ。ゴチソウでした。オキニイリ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?