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耳は塞げる。息はしないと死んじゃいます

音や気配が騒々しくてお店で損する人の話を先日しました。
そのとき「騒々しい匂い」も損する要素のひとつって話もしましょうと約束しました。
そしたら先日、リニューアルオープンしたばかりのフランス出身のホテルチェーンの銀座店に行って匂いに悩まされ、こりゃ、急いで書かなきゃと思って今日のこの投稿。

メルキュールホテルというホテルです。

入った途端にすごい匂いに襲われます。
エントランスからエレベーターにのってレセプションへと向かう間、刻々と匂いを変える。
ケミカルな鋭い香りでドキッとさせて、カラメルっぽい焦げた甘い香りで緊張をほどき、フローラルな香りで気持ちを高揚させる。
その香りの設計は見事だと思うのだけど、あまりに香りが強い。
当ホテルはにおいが独特でキツいですとノーティスしないと、チェックイン時にトラブルを起こしてしまいそうなレベル。
ボクは絶対泊まらない。

そう言えばアバクロンビー&フィッチが銀座6丁目と7丁目の間にできたとき、店に振り撒いた香水の匂いが銀座5丁目の三越まで漂ってきて物議を醸したことがある。
香りに対する感受性は人それぞれで、日本の人は香りに敏感と言われる。
だから「騒々しい香り」は音以上に迷惑なもの。
だって耳は塞げるけれど、息をしないと死んじゃいますから。


目が痛くなる匂いの暴力

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