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とんかつ茶漬けのとんかつは大きなあられ…、かもしれないネ

東京駅のグランスタ。朝ご飯の時間帯にてまい泉食堂にやってきてみる。

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とんかつ茶漬けを朝限定でやっていて、気になっていた。

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新宿にとんかつ茶漬けを売り物にしているお店があるのだけれど、何度食べてもいまいちピンとこない料理で、果たしてここのとんかつ茶漬けはどうなんだろう…、と思ってた。

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そもそもせっかくサクサクカリッと揚がったカツをなんでわざわざビシャビシャにしなくちゃいけないんだろう…。
それにカツと言えばソースを頭がイメージするのに、なんで出汁をかけるんだろう…。
疑問は湧くも、ただそういえばかつ丼という食べ物はカツのサクサク感を台無しにすることで成立する上、ソース味じゃなくて出汁と醤油の味で出来てる。ならばとんかつ茶漬けもありなのかしら…、と。

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さてまい泉のとんかつ茶漬け。
一口大に切り分けたとんかつが丼の縁の形にあわせて並べられ、その真中に錦糸卵。

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かつ丼をドライな状態に再構築したような姿で到着。
まずひと切れ、かつを食べるとまい泉らしいサックリとした衣にウットリするほどやわらかな肉。
塩と胡椒の下味がしっかりついててそのまま食べても十分おいしい。
かつとご飯の間には刻み海苔に大葉に胡麻。なるほどお茶漬け海苔のあられが巨大化したのが「かつ」という位置づけなんだろうなと思う。
勘違いかもしれないけれど(笑)。

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出汁をかけて、とんかつ食べる。たしかに衣がしんなりするけど、パン粉衣が台無しになるまでではなく揚げたてだった頃の余韻がしっかり残る。ふっくらとした肉に出汁がしみこんで食感ふっくら。もともと油っこくはなく、肉の味わいよりも食感をうりものにしたとんかつだから、お茶漬けの具には最適なのかも。

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出汁もしっかりした味わいで、豚バラ肉の佃煮や大根の漬物なんかもこのお茶漬けのよいお供。朝のお腹にぴったりな量でもあって悪くはない。

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一年に一度くらいは思い出して食べたくなるかも…、と思ったりした。よく出来ているけど心をゆさぶることはない優等生な料理でござった。お勉強。


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