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たいやきわかばのたいやき

甘いものをと「たいやきわかば」。

路地の奥にある店なんだけど表通りまであんこの匂いが漂ってくる。
最近ここもすごい行列。
特にインバウンドさんが戻ってきてからは日がな一日、曜日を問わず行列で初めて並んだ。
大きな窓からたい焼きを焼く様子が見える。
一匹一匹焼き上げる天然たい焼き。焼き上がった鯛が一旦、焼き場の横の網に置かれて冷まされる。
粗熱が取れたところで、型からはみ出し焼けた部分をハサミで切って形をキレイに整えていく。切ったところが見るからにカリカリで、あそこも一緒に食べたいなぁ…、って思った。
鯛のえんがわ!
まぁ、それを商売にしないところが江戸っ子的で、だからいいんだろうと思って見るだけにして我慢する。

10分ほど待ち一尾買い、茶屋で食べます。

紙の袋に収まるたい焼き。お茶はセルフのサービスで一尾立ったの190円のオゴチソウ。

袋から取り出し尾頭付きの鯛の姿に柏手打って、まずはお腹の真ん中でパカっと割って腹から食べる。
王者の食べ方!

太った鯛です。溢れるあんこにさっくり剥ぎれる薄い皮。あんこの量が圧倒的に多いのに、焼けた生地の香りや食感が力強くてあんこのとろけを引き立てる。

塩がしっかり効いた餡。甘くて豆の香りも鮮やか。たったひと口でシアワセになるゴチソウをパクリパクリと独り占め。頭を残して鯛の下半身へと食べ進め、尻尾を最後に食べていく。

尻尾のパリッとした歯応えが好きでしかもここのは尻尾の先まであんこがたっぷり。きっぷの良さにニッコリします。さて、歩く。


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