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若々しい尾張屋でなつかしいかつ丼

ひさしぶりの尾張屋。

ボクらを気遣ってくれていたスタッフさんがいなくなって、ちょっと足が遠のいていた。
けれど今日はかつ丼を食べたくってしょうがなく、お店に入って座りつつ「かつ丼、卵硬めでお願いします」って注文しました。
若いスタッフが笑顔で「かつ丼、卵硬めですね」と復唱。

笑顔がきれいで元気なスタッフ。しかも仕事がテキパキしていて、いいなと思った。
「このお店にはよくいらっしゃるんですか?」って聞く。
はいと答えると「そのようにお見受けしたので」とサラッと答えてお茶を運んでもってくる。
聞けばもう1年以上働いていて、でもいつも夜。だから会うことがなかったんだなぁ…、って思った。1人で半人前の仕事しかせぬ人がいる。
1人で何人分もの仕事ができる人もいて、彼はそういう人だなぁ…、と思ったりした。

料理が到着。いつもかつ丼。汁に漬物。かつの上には細かな穴をあけて煮上がる卵が張り付き、いつものと変わらぬ景色にニッコリ。

ふかふかでやわらかな肉。パン粉衣はすっかり卵と一体化してカサカサ感はないけれど、不思議とパン粉衣の名残があってそれがおいしい。
甘くてカエシが強めのタレ。玉ねぎたっぷり、飴色に煮込まれていてけれどシャキシャキ感も残ってる。

硬めのご飯と一緒に食べる。いろんなことを思い出す。
イリコの出汁に昆布の風味、味噌がたっぷり溶かされていて味わい力強い味噌汁もおいしくお腹もしっかり満ちる。

薬を飲もうと準備してたら「お水をお持ちしましょうか?」って気づいて声をかけてくれるのがうれしくて、ニッコリしました。
今度は夜に来てみよう。


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