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人柄の良い喫茶店、レンガ

前から気になっていて来ようと思いながら機会がなかった「レンガ」という喫茶店。

築地場外の北側、ビジネスホテルやビルが建ち並ぶ界隈のビルの谷間の路地にある。この界隈はほとんど歩いたことがなかった。
飲食店がぎっしり並んでてランチタイムになると近所のオフィスの人たちが集まってくる。中には行列のできるお店があったりして、なんだかワクワクするエリア。

そんな中の一軒。思ったほど大きくはなく20席ちょっとのサイズで、どこに座っても厨房の気配が伝わってくる。
サービスがいい喫茶店って食べログのコメントにたくさん紹介されているけど、サービス良し悪し以前にお店の人の人柄の良さが伝わってくるお店でした。

特にご主人がハイテンションで元気で独特。
声のトーンや喋り方に、どこかで聞いたことがあるぞ…、って思案した。
ピンときました。
戦場カメラマンの喋り方を1.5倍速にした感じ。
個性的で、でもお客さまに喜んでもらおうという情熱をひしひし感じる。
いい感じ。
ハムと卵のサンドイッチを注文します。

まずサラダとポテトスープがやってくる。サラダは喫茶店的千切りキャベツがメインでノンオイルドレッシングがほどこされている。
ポテトスープがおいしくってネ…、
茹でて潰したじゃがいものホツホツ感が若干残って青い香りにクリーミーな喉越し、そして程よい塩気。お腹がしっかりあったまりメインのサンドイッチへの準備ができる。

メインのサンドイッチがほどなく完成。これが見事で独特でした。

具材がたっぷりというわけじゃない。卵は卵焼きじゃなく、たまごサラダでもなくオムレツ。しかもトロトロ、半熟でスクランブルエッグがオムレツに仕上がる寸前…、って感じ。

ハムは薄切り、レタスとスライスオニオンも一緒にはさまりケチャップたっぷり。どちらもパンとしっかりなじんでひとつになってる。
そしてトーストが驚くほどにサクサクしている。こんがり焦げて香ばしくとろけるような具材をしっかり受け止めおいしくさせる。いいなぁ…、おいしい、とても好き。

軽い酸味のコーヒーも昭和な味わい…、悪くない。


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