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顎の運動、飯を焼く

今日も肉を無性に食べたい。それも牛肉。しかもステーキ。
そろそろいきなりステーキが営業再開しているはず…、とそれでまずは家の近所のお店に行った。
そしたらそこは休業中。新宿二丁目の店はやってるというので歩く。

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昨日、ぼんやり歩いた道を、今日はガンガン足早に目的もってしっかり歩く。その目的がいきなりステーキというのがなんだか愉快で笑う。
ビジネスモデルとしてはよくできていると思うのだけど、立たせた上にナイフフォークを使わせるというキャッチーな肝心の部分が好きでなくってずっと行かずにすませてた。ただ座れるようになってからは、無性に顎を働かせたくなったときにやってくる。

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開店とほぼ同時だったからお客様はまだ少なくて、店はガラガラ。一番奥に厨房があり、そこではランチの売り物のワイルドステーキや乱切りステーキをガンガン焼いてた。

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カウンターの仕切りの上には調味料。
食べ方だったり、鉄板の交換のサジェスチョンだったり貼り紙だらけで見ていて疲れる。
ああしろ、こうしろと言われてなくても食べ方がイメージできて、普通に食べれば普通においしい料理が本当はいい料理…、って思ったりする。
アンガスビーフのサーロインステーキを300g焼いてもらった。

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塊肉。しかもある程度の厚みのある肉を焼いてもらうから、ちょっと時間がかかります。ミディアムレアでお願いし、やってきた肉をみて、あぁ、もうすでに焼きすぎだなぁ…、って思って切ってみる。
ナイフを入れた直後の感触がずっと続いて鉄板到達。断面みると、アメリカ的なミディアムレア。日本でいうならウェルダン的でまぁ、しょうがない。そもそもブラックアンガスはよく焼いた方がおいしくなるように感じるお肉。

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顎にガツンと分厚い肉があたって潰れる。クチャっと潰れるといいたいところ、脂はほとんどなくて繊維が強い。だからバッサリした食感で肉汁乏しく旨味も弱い。胡椒をたっぷり、醤油を注いでタバスコかける。ハーフご飯をお供にして、まだ鉄板が熱々のあいだにご飯をのせてコーンと混ぜて炒めご飯風にする。

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あらかじめ肉を刻んでナイフはおいて、フォークで炒めご飯を口に運んで肉をおかずにして食べる。

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肉を食べたくてしょうがなくってやってきたいきなりステーキで、結局、一番おいしいやって思ったのが刻んだ肉と一緒に食べる炒めご飯で、これならペッパーランチのペッパーライスを食べれば良かったって思ったりもした。オモシロイ。


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