高齢化社会って悪いことばかりなんだろうか…。
2025年。
団塊の世代が後期高齢者になってしまう日本の社会の潮目のひとつ…、って言われたりする。
団塊の世代。
1947年から1950年の第一次ベビーブームに生まれた人たち。
学生運動をおこしたりバブルで調子にのったりとやんちゃでバイタリティ溢れる世代っていわれたりする。
その人たちが後期高齢者…、つまり75歳以上になっちゃう。
それが2025年というわけ。
ボクの父は戦前派。
ボクはベビーブーマーにおいしいところをみんな掻っ攫われてしまった世代。
初期新人類。
団塊の世代のことは実はあんまりわからない。
で、分厚い人口層をなしている団塊の世代が後期高齢者になる。
その数、2179万人。全人口の約18%というボリュームです。
それに続く65歳以上…、つまり高齢者にあたる人口も当然増える。今の段階で65歳はもう人口の3割近くって統計もあって、その割合は世界一。
その結果こういう事態がひきおこされるってことを表現した図をひとつ。
内容をあれこれ言う前にまず「この絵が嫌い」!
たしかに65歳を過ぎると年金受給が始まって、75歳を過ぎると介護サービスなどの必要も増えてくる。
高齢化にしたがって社会保障給付費の総額はこの20年で2倍以上になったといいます。
それをもって社会のお荷物が増えていく…、って論調が多くてまもなく高齢者と呼ばれる年齢のボクも心おだやかじゃない。
60年前に65歳以上の人ひとりを20歳から64歳の人9.1人が支えていたのに、10年前には2.4人、2年後には1.2名が支えることになる。
そりゃ大変だと思うけれど、やっぱりこの絵は大嫌い。
65歳を腰の曲がった人として描くところに高齢者に対する認識の歪みを感じる。
高齢社会って本当に悪いことだらけなんだろうか?
生産する人、消費する人
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