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まもなく休業、銀座の虎屋

銀座の虎屋。

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甘味処の「虎屋菓寮」が併設されたお店はここが最初のお店だそうで、そこもまもなく取り壊し。
10月中旬でしばらく休業になっちゃうんだという。
確かにふるびてはいるけれど、風情があって銀座の街に溶け込んでいる。

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2階の喫茶室の吹抜に面して設えられたカウンター席のステキなこと。大きなガラスの窓越しに銀座の街を見通せる。
銀座のビルが新築されると風情をなくすことが多くて、例えばミキモトビルのガラスの要塞みたいなよそよそしさはなんとも冷たく、かつてクリスマスツリーでにぎわった頃がなつかしいこと。
このビルはどうなるんだろう…、ドキドキします。

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さてかき氷。宇治金時の小さなサイズを、あんこ少なめ、練乳別添え。つまりタナカ仕様で作ってもらう。お供にあったかい煎茶を添えて夏を見送るひと揃え。

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虎屋菓寮はいろんな場所にあってどこでもかき氷を食べられる。けれど不思議とここの氷がおいしく感じる。氷の状態がよいのか、それともかき氷機がよいのかどうか。ふっくらとしてやさしい冷たさ。ガンガン食べても頭を痛くしないのがいい。

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深い緑色の抹茶もたっぷり。最初はそのまま抹茶の渋みと風味を心置きなく味わって、抹茶の味が徐々に淡くなりはじめた頃合いで練乳かける。
練乳をかけた途端に抹茶かき氷の味がまるで抹茶アイスのようになってく。

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甘くて濃厚、そこにあんこが絡んで一層甘みが増してく。徐々に氷は溶けていき抹茶ミルクになっておしまい。煎茶で体をあっためて、しばらく涼んででかけます。


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