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博多うどんという朝のゴチソウ

博多で一泊。南に向かって移動の前に朝ご飯。
長い間、牧のうどんを食べてないなぁ…、と思いながらも開店時間に間に合わない。
でもやっぱりうどんが食べたいなぁ…、と思って因幡うどん。

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博多の駅の新幹線改札口の近くの地下街。朝、早起きのお店が何軒かあって朝からおいしい出汁の匂いが漂ってくる。
肉うどんにごぼ天のせてと注文します。
5分ほど待ち、やってきた器の中のほのぼのとした風情にニッコリ。

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じっくり煮込まれホロホロになってしまった牛肉の上に、大きなかき揚げ。
ごぼ天と言いながらほぼ天ぷら衣という、とても上等なカップうどんの中のかき揚げみたいな天ぷらが蓋するようにのっかっている。刻んだネギをのっけて食べる。

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うどんはやわらか。旨味と甘味、そして塩の輪郭のくっきりとした汁に浸かって気配もほのぼの。汁をたっぷりたぐりあげつつトゥルンと唇なでながら、口の中へとやってくる。

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それはあったか。なめらかで朝のお腹にとてもやさしい。博多のうどんは滋養に満ちた養生食ってしみじみ思う。
食べてるうちにうどんは汁を吸い込みやわらかになる。ごぼ天の衣も出汁を吸い込んでこわれて散り散り。ポッテリとした衣まみれの汁がおいしい。「肉」といいつつ、実は一緒に煮込まれたシャキシャキトゥルンな玉ねぎがおいしくお腹も満ちていく。シアワセな朝…、オゴチソウ。

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