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辛い。なのに手が止まらないチュクミ鍋

大久保の町をぶらぶら。女子と一緒の大久保は韓国コスメの勉強みたいな散歩になっちゃう。
お店に入ってテスターを顔に塗ったり手にのっけたり。あるきながらお肌がどんどん潤ってくる(笑)。
昼は「チュクミ」。

今、大久保で来はじめてるって言われる料理。
チュクミは韓国語で飯蛸のこと。それを辛味噌でひたすら煮込んで食べるというもの。
大久保の町をちょっと歩くとチュクミのお店が必ず見つかるほどの人気で、かつてのサムギョプサルブームを思い出させる感じでもある。

このブームのきっかけになったというのが「ホンスチュクミ」というお店。
12時ちょっと過ぎについたら待ちの行列。
20分ほど並ぶ。
お店の中はほぼ女子です。年齢問わぬ女性同士のグループが額に汗かきおしゃべりしながらタコをバクバク。景気いいことにめまいがします(笑)。

平たい鍋にぶつ切りのタコ。真っ赤な味噌にキャベツにたまねぎ、エゴマの葉っぱ。
スープを注いで火をつける。
タコがグネグネ動きはじめて鍋の中は地獄の様相。

フツフツ、スープが沸騰しはじめタコの色は変わってすっかり静かになって、なおも煮込むとグツグツ、スープが蒸発していく。「煮込み」が「炒めもの」になる寸前にもやしを入れて火を消し完成。

エゴマの葉っぱと酢漬けの薄切り大根で包んで食べるという趣向。
ビリビリ辛い。
舌が痛くなるような直接的な鋭い辛み。
そのまま食べると熱くて辛くて、それを包んで食べることで辛みはやわらぎ温度も下がる。

シャクっと大根が歯切れてタコがブルンとはぜる。旨みに甘み、タコ独特の香りをエゴマが際立たす。
辛さにヒーハーしながらも手が止まらないオゴチソウ。

鍋の具材をほぼ食べ終わるところで〆の食事の準備。

ご飯にちぎった韓国海苔、刻んだキムチを混ぜたのを鍋にどさっと入れて手早くかき混ぜる。味噌をご飯にまとわせて、スプーンで丁寧に鍋に貼り付けならしていく。
焼けた鍋でご飯があたためられて、蒸気がところどころから噴き出しご飯を持ち上げる。バチバチ最後にトビコをまぶして完成。

これがおいしい。蛸のうま味に辛味噌の味、野菜の甘みが混じり合い、食べるとパラッと散らかっていく。噛むとプチプチ、トビコがはぜて口の中はなんともニギヤカ。ところどころにおこげができて、スプーンでそれをこそげつつお腹の中に全部おさめる。オキニイリ。


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