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肉もうまいけど野菜や魚もネ…、なざくろ

ひさしぶりに銀座で贅沢な日本料理をたのしむお昼。
「ざくろ」に来ました。
ここもしばらく休業してた。銀座松屋の通りを隔てた隣のビル。地下が飲食フロアになってて同じフロアで営業している同系列のトップスも営業再開。
うれしくって開店のちょっと前に着いちゃった。

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こちらでしばらくお待ち下さいと入り口前の椅子に座ってしばらく待った。黒服の男性スタッフも着物姿の中居さんもみんなマスク着用。口元が隠れている分、目の表情で笑顔いっぱいを表現してる。

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もともと大きなテーブル、広い通路の店でした。
二人がけのテーブルがいくつかあったのをくっつけ、すべてのテーブルを4人がけにして今まで以上にテーブル同士の距離が生まれた。ゆったりとした空気感。優雅なふるまいのお店の人の、けれど料理を運ぶときにはきびきびとした仕事をみながらたのしむお昼。ひさしぶり。

お好み定食というのがランチのおすすめ。6種類の料理の中から2つ、あるいは3つ選んで組み合わせ、トマトサラダとご飯に汁、漬物がついてひと揃えという手軽な定食。料理を3つ、アスパラ豆腐と食後のデザートを追加して少々贅沢をたのしむお昼。

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まずトマトサラダとアスパラ豆腐。
ざく切りにしたトマトにみじん切りにした玉ねぎ、ドレッシングをかけてスプーンですくって食べる。みずみずしくてトマトの酸味や甘み、青々しさを味わいお腹を潤す一品。

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茹でたホワイトアスパラガスを土台に玉子豆腐を流して固める。たっぷりのマヨネーズと一緒に食べると口いっぱいがなめらかになる。お腹もしっかりすいてくる。

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メインの料理が続々揃う。
まず和牛ロースのバター焼き。
しゃぶしゃぶ、すき焼きが自慢の店です。
肉の仕入れ、扱いには自信があって脂ののった牛肉を薄切りにしてバターでさっと炙って仕上げる。

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芥子ポン酢にひたして食べる、焼きしゃぶみたいな食べ方でさっぱりとした味わい独特。付け合せのほうれん草やキャロットグラッセ、キャベツもみんなバターをまとって濃厚味。
刻んだホースラディッシュの酢漬けでこれまたおいしくて、脂を甘くしてくれる。

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もうひと品は茄子の田楽。
若い頃ならたのもうなんて思わなかったに違いない。特にざくろといえば肉料理って思い込んでいたから野菜の料理なんてメニューにあっても眼中になし。けれどこの味噌、ぽってりとした茄子の味わい、そして食感。大人になってよかったなぁ…、ってしみじみ思う。

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肉のおいしいざくろにあって、ランチのたのしみのひとつになったのが鮪のの胡麻醤油和え。熟れたまぐろの赤身にたっぷり胡麻と醤油をまとわせて味わういわゆる漬けマグロ。

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水気をほどよくうしなってねっとりとした食感にひんやりとした舌触り。胡麻の香りとまぐろ独特の酸味に風味がキリッと後口引き立てる。
ご飯の状態も出汁のしっかりきいた赤だしもどちらも上等。

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梅の風味のゼリー寄せ。上にたっぷり梅酒をたらしゼリーの中に閉じ込められた梅がとろりととろける食後の南高梅。
今日もうっとり。堪能しました…、また来ます。


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