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外食参入の罪深き現実ー1

四谷駅の近くにできた「FISH A WEEK 週一魚」というお店。

あまり調子が良くないようです。

キッコーマングループは、「新しい価値創造への挑戦」をテーマに、長期ビジョン「グローバルビジョン2030」に取り組んでいます。当社にとって重要な社会課題のひとつである「食と健康」の分野において、新たな価値を創造するサービスを提供してまいります。

公式ウェブサイトより引用

という高邁なビジョンのもとに作られた店。
そして水産庁が制定した「さかなの日」に賛同し、魚食の拡大に協力するというミッションを背負った店が不人気であるという都合の悪い事実を彼らはどう思うのか。

頭でっかちなお店は成功しづらい。
飲食店は「頭の満腹にさせる」のでなく「心に働きかける」ことが必要なんです。
今後、どうなっていくんだろう…、と他人事ながらドキドキハラハラしてしまう。

他人事ではなかった経験

この店に関しては高みの見物を決め込める。
昔は「他産業からの外食産業参入」のお手伝いをよくしたものです。
特にバブルの時代はとても盛んで、例えば世界の空で活躍する航空会社と日本を代表するエネルギー供給会社が共同出資で作った会社の外食進出…、なんて仕事を引き受けたコトがある。
ボクがまだ20代の頃のこと。

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