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ラ・タベルナのドリアにはエビがゴロゴロ!
昼の時間がきてちょっと歩いて「ラ・タベルナ」。
近所に住んでいた頃は食堂でもあり、居酒屋でもありと使い勝手良く通ってた。
基本、メニューはイタリア料理。夜がとてもたのしくてヒューガルデンを片手に生ハムつまんでトリッパ煮込んでもらってとわがまま聞いてもらってた。
小さなお店ながら厨房は大きく常時4人の調理人がスタンバイ。忙しくなるとサービススタッフも厨房に入って鍋をふる。今の時期、デリバリーやテイクアウトの注文が電話で次々入ってきていてお店は静かでも厨房の中はフル回転。
まず生牡蠣を2粒もらう。オイスターバーは昼の営業自粛をしているところが多くて、年中生の牡蠣を食べさせてくれるこの店のありがたきこと。レモンを搾ってタバスコ少々。殻を持ち上げスルンと牡蠣を吸い寄せてクチュっと噛むと滋養に溢れた牡蠣のうま味と香りが広がる。
メインにエビのドリアを選んだ。
一人前でもふたりで分けて十分なほど。
それでハーフサイズにしてもらう。するとサラダとソフトドリンクがセットになるという仕組み。
サラダがおいしい。
野菜はパリパリ、みずみずしくてお酢とレモン汁、油を混ぜて作ったドレッシングはスッキリとした自然な味わい。
フランスパンをひとかけ浮身にしたオニオンスープでお腹をあっためメインのドリア。
口広のココット皿から盛り上がり、溢れるばかりのたっぷりさ。チーズがこんがり焼かれてて器の縁におこげが貼り付く。刻んだパセリが彩り添えて、おいしい香りが鼻をくすぐりお腹を鳴らす。
ドリアといえばご飯の料理。これも味をしっかりと入れたサフランライスが器の底にしかれてて、けれどそのご飯以上にたっぷり感を感じるのが茹でたエビ。ゴロゴロゴロゴロ、転がりだしてくるその数およそ10尾ほど。加水をしないむっちりとした正直なエビで、それにソテしたタマネギにホワイトソースにチーズもたっぷり。
ご飯にエビ、チーズにソースそれぞれが一歩も引かず、どれもが主役クラスに上等。夜にはこれを肴に飲めたほど。
ただサフランライスの中にかなりブラウンマッシュルームが混じってて、だからタナカくんはエビやソースばかりを食べてた。申し訳なくって一度、これをたのまなかったら「ドリアをたのんでもいいよ…、ボクはトリッパ煮込みがあればいいから」って。やっぱりとてもなつかしい。
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