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インバウンド仕様の板前寿司でインバウンド仕様の料理を試す

歌舞伎町で昼。ひさしぶりに板前寿司。
ゴジラが睨みをきかす映画ビルの一階にあって、場所柄ということもあるのでしょう。

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インバウンドのお客様で人気のお店。東京の名所の一つになったビルの一階だから立地的には申し分ない。
大きな舞台のような握り場を見下ろす、まるで劇場のような造りの店も外国の人にとってはたまらぬ環境。しかもメニューがわかりやすい。
マグロが中心の定食類が目玉で、それに加えて最近「外国の人に人気の商品だけの盛り合わせ」ってメニューができた。それをちょっと食べてみようとやってきた次第であります。

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まずサラダと河豚の唐揚げとってメインを待ちます。味噌に生姜をくわえたドレッシングにレタスの葉っぱ、まぐろやサーモン、イカゲソと寿司ネタの端材がちらかりイクラがパラリ。海外の和食屋さんでよく出会うタイプのサラダインターナショナル。河豚の唐揚げもほどよき状態。お腹をすかす。

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外人盛りはさすがに日本離れした仕上がりです。
マグロの赤身にハマチにサーモン。
サーモンの半分は炙ってマヨネーズや生姜ソースをのせたもので、欧米系の人が寿司屋でかならずたのんで食べるものばかり。
回転寿司の花形商品もまるでおんなじ。
だとするならば日本の若い人たちは寿司の好みに関してはインターナショナルなんだと思う。
いいか悪いかは別として…。
それからロール。海苔は使わず鰹節ととびこを使って飾り付け芯には赤身やきゅうり、チーズにサーモンとこれまた外国人の好みがたっぷり。

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友人と分けようと思ってとったばらちらしは一転、青い魚やしいたけなんかがたっぷりはいって刻んだガリも渋み、辛味に酸味を添えて日本的。甘海老の頭が入って風味の強い味噌汁はお替り自由でココで一番おいしい一品。

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レインボー手巻き寿司なんていうのがメニューにあって、これが外国の人に人気だというのでたのんで試す。

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海苔の上に細切りにした海苔のしっぽをちょこんとのっけ、上にシャリ。イクラにカニ、ウニに中落ちのトロと4種類のネタをたっぷりのっけてわさびもたっぷり。4つのネタにシャリに海苔、それからわさびで7種類。醤油に浸せばレインボーフラッグ仕様の8種類!

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これがなかなかたのしい。一口ごとにまずイクラ、それからカニとネタの味が違ってくるのがまずおもしろく、口の中がいろんな味で満たされる。最後の中落ちが海苔からはみ出し、セクシー仕様になるのもたのしい。オモシロイ。


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