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タコベルはなぜ、日本でメジャーになれないんだろう…?

渋谷でタコベル。

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メキシコ料理的なるものがたまに無性に食べたくなる。
アメリカでメキシコ料理といえば人種、所得層、ライフスタイルを問わず人気の料理。野菜がたくさん食べられて手軽な値段で健康的なイメージがある。
日本ではどうなんだろうなぁ…。
多分、辛い料理ってイメージが一番なんじゃないだろうか。
辛い料理の市場は小さい。しかも辛い料理にはライバルがたくさんいて、どれもが手強い。
一方、野菜がたくさん食べられるという市場は大きく、けれど日本の人は野菜をたくさん食べようと思ったときに「○○料理」を探すのじゃなく、サラダバーを重宝する。直接的に野菜を摂取するのです。だからメキシコ料理じゃなくちゃいけない理由はほとんど無い。

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一生懸命努力をしている気配はあります。
ただ、その努力が「お好み焼き味」のタコスやブリトーに向かっていくってなんだかなぁ。ちと間抜け。

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タコスをたのんでドリンクバー。
思う存分、ドクターペッパーを飲んでたのしむ。
プチプチ舌に吸い付くような泡の強さが独特で歯茎がくすぐったくなる騒々しさがオキニイリ。

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タコスは2つでワンセット。
ひとつはパリパリのクリスピータコ。もう一種類はソフトタコ。クリスピーには牛ひき肉、ソフトタコにはローストチキンを具材に選ぶ。ナチョスをサイドにもらってひと揃え。

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同じタコでもやわらかいのはむっちりとして挟んだ具材を包み込みとろける感じがやさしい味わい。クリスピーだとパリパリ壊れる。壊れながら口の中でちらかってレタスやひき肉、トマトと一緒になって口を騒々しくする。まるで違った料理に感じる。
どちらが好きかはそのときどき。今日はパリパリのクリスピータコの騒々しさが気持ちいい。牛ひき肉もチキンもどちらもエキゾチックなスパイスの香りがおいしい。「メキシコ料理を食べたい熱」が一応、ほどよく満たされる。
それにしてもなんて静かなこのお店。なくなると寂しいお店。もったいない。


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