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シェイクシャックは日本で成功しつつあるのか…。

シェイクシャック。

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2000年にニューヨークの屋台からはじまったハンバーガーレストラン。
日本にやってきたのは2015年。
外苑の銀杏並木に面した店には1時間待ちは当たり前の行列が連日できて盛況でした。
スターバックスを運営していたサザビーリーグが、そのライセンスをアメリカ本社に取り上げられて手にした対価で次に手を付けたのがこのシェイクシャック。
2020年までには10店舗体制にする…、って当初コミットしていた計画は今の段階で13店舗。見事に達成。ただ、ならばシェイクシャックはスターバックスのように成功しているか…、というと決してそうじゃないって思う。
何をもって成功と考えるかによって評価は変るのだろうけど、少なくともサザビーリーグはスターバックスのような成功を目論んだはず。その「スターバックスの成功」とは「日本人の価値観を変えることに成功」したという成功。

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節約志向の日本にあって驚くほどに高いコーヒーを喜んで受け入れる。
しかもセルフサービスでありながら、サービスがよいと評価する。
スターバックスで時間を無駄遣いすることがカッコいいんだと思う風潮を生み出した。
今や外食産業の王者のひとり。
それに比べてシェイクシャックは、良質でその分、値段の高いハンバーガーを売っている店でしか今のところない。
そこに何かライフスタイルがくっついてるか…、っていうとそういうインパクトを感じることはできないのですネ。

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例えば東京フォーラムにあるこのお店。
木々が茂ったビルとビルの間の渓谷みたいな独特なロケーションにあって、ニューヨークの公園屋台からスタートした創業の店を彷彿とさせるいい店で、そこそこ流行っているけど半分ほどはインバウンドのお客様。

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名所であって、名店でない。
なかなかなやましいポジションになってしまっていて、もったいないなぁ…、としみじみ思う。

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脂まみれのハンバーガーがおいしいと思うかどうかは別としてカーリーポテトのチーズトッピングはこの上もなくおいしい。フライドポテトは角がおいしい。サクサクカリカリ、歯ざわり良いのは角がカリッと揚がっているから。カーリーフライの形状はそのおいしい角を多くできる形でだから歯ざわりたのしい。

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それにここのルートビアフロートのおいしさは特筆モノ。上等なバニラアイスクリームがゆっくりとけて泡の混じったルートビア味のシェイクのようにぽってり喉を満たす感じにウットリしちゃう。なくなっちゃうのは惜しい店。


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