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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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#三州屋

牡蠣の季節の三州屋

11月になりました。 牡蠣の季節になったのにカキフライを食べてなかったことに気づいて三州屋に来た。 気持ちがせいて開店時間の5分ほど前にお店に到着。お店の写真を撮ってたらボクの後ろに次々、人が並びはじめた。 旗竿敷地の路地の奥。お行儀よく一列に並んで10時半の開店を待つ。 時間通りに暖簾が出て、お店に入るとたちまちにぎわう。 お食事ですか?とお姉さんに聞かれて「カキフライに鳥豆腐」って答えて待ちます。 ボクを含めて3組続いてカキフライ。 厨房の中からシュワシュワ、油が爆ぜる

三州屋にて鳥豆腐をメインの昼を企み、食べる

昼ごはんを「三州屋」にする。 鳥豆腐を無性に食べたくなったのネ…。 名前の通り鳥と豆腐を使った汁で、昼の定食のほとんどに味噌汁がつくのに追加でたのんでしまうほどの好物。 ただ煮魚や刺身がメインの定食をたのむと味噌汁じゃなくて鳥豆腐がついてくる。 揚げ物なんかに比べてメインの量が少ないから、ご飯のお供にもなる鳥豆腐が付けられているんだと思うのだけど、これといって気になるメインが見当たらないの。 「鳥豆腐定食」っていうのがあって、鳥豆腐とご飯と漬物だけの定食で、でもこの鳥豆腐が

海鮮丼にとり豆腐。銀座の路地の三州屋

朝、早く目が覚め築地に行こうとバスに乗る。 四ツ谷駅まで歩けばあとは15分ほどで築地場外の入口まで行く。途中、左手に皇居を望み銀座の街を突っ切るルート。 東京の朝はこんなにすがすがしいんだ…、って思いながら今日はおいしい海鮮丼を食べてやろうと舌なめずり。 長生庵ってお蕎麦屋さんのせいろ付き海鮮丼がおいしくってネ…、それを狙った。 ところが築地の町のにぎやかなること、地面が見えないほとに通りに人は溢れてて目当ての店はスゴい行列。そこに限らず贔屓の店はみんな行列。 平日だからとタ

銀座の路地の突き当り。海鮮丼で昼にする

昼は銀座一丁目の三州屋。小さな路地の突き当たりに暖簾が揺れて手招きされる。 先日、北海道にできたボールパークにお店ができた。海鮮料理に居酒屋料理。名物の鳥豆腐も食べられるようで、でもここの「しおれたようでいてみずみずしい」独特の雰囲気はここにこなくちゃ味わえない。 白木のカウンター、そしてテーブル。磨き上げられ角がとれ、手ざわりなめらかなこの感覚は歴史が作ったおもてなし。 海鮮丼を食べることにする。 揚げ物がおいしいんだけどネ…、タナカくんも穴子のフライがことのほか好

穴子のフライに鳥豆腐

「そろそろ穴子フライの季節だなぁ」と思って銀座の「三州屋」にくる。 ビルの間の狭い路地をググーっと入った突き当たりの店。入り口に店名と「御食事」「活魚一品料理」と書かれてた暖簾。 お店の正式名称は「大衆割烹三州屋」。昔ながらで気取りがなくて、そこが好き。 中に入るとおいしげな料理の名前が書かれた札がズラリ並んで、厨房の様子が見える。職人さんが3人並んで料理を作る景色とおいしい匂いに腹が鳴る。 目当ての穴子フライの定食たのみ、鳥豆腐を追加する。 この鳥豆腐が最高に好き!

雨の土曜日にアナゴフライと鳥豆腐

銀座の路地がボクを呼ぶ。 大衆割烹三州屋。銀座二丁目のビルの谷間に小さな路地。その突き当りに大きな看板、暖簾が揺れる。 その暖簾には店名と一緒に「御食事」「活魚一品料理」と書かれてる。 御食事とは飯とおかず、そして汁。お腹を気軽に満たすことができるということ。 活魚一品料理はそれを肴に酒を飲んで語らい、たのしい時間をお過ごしくださいということで、つまり食堂使いもできる居酒屋。でもそう直接的に言うと想像力を発揮させる余地をなくして粋じゃない。 「大衆割烹」という時代遅れに聞