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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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#ハムトースト

緑の看板とハムトースト

一昨昨日、浅草橋の「有楽」に行ってチモトコーヒーの緑の看板をみたら無性に高円寺の「ばらーど」に行きたくなった。 それで今朝。 高円寺の駅から中野に向かってテクリテクリとのんびり歩いて15分ほど。昔だったら迷わずタクシーに乗ってただろうなぁ…、なんて思いながら歩いた先に緑の看板。 撤去されたお隣さんがすっかり更地になっちゃって、看板のポツンと感にほっこりします。 首をかしげるように立ってるメニューも趣深し。 シニアさんが多い店。 けれど今日のお客さま方、みんな若い人たちで

朝のばらーど、ハムトースト

今日はいい朝にしようと思って高円寺からテクリテクリと東に歩いた。 環状7号線を越えちょっと歩くと「ばらーど」ってお店がある。 住宅の一階を改装した小さな喫茶店。 表通りに看板がありそこから路地を歩いた先の旗竿地。ぼんやりしてると気付かず通り過ぎちゃう隠れ家立地。 思わず「ごめんください」と挨拶しそうになっちゃう「お呼ばれ感」がなんとも特別 ここのハムトーストは一級品で、駅から15分ほどの道のりも気持ちは飛ぶよう…、あっという間の到着です。 まずはサラダがやってくる。

野方のばらーど、ハムトーストのおもてなし

野方の「喫茶バラード」で朝。 中央線の高円寺の駅と中野のちょうど真ん中あたりの小さな喫茶店。 高円寺からテクリテクリと一本道を歩いていくと、遠くに緑に看板が見えてずっと手招きをする。 細い路地の突き当たり。 民家の一階。ご夫婦ふたりでやってらっしゃる。 玄関で靴を脱いで上がる店。「ごめんください」って言いたくなる。実際、トイレに立つときご主人に「お手洗いをお借りします」って言っちゃった。 ハムトーストがおいしくってね。 朝のセットが600円。コーヒーをアイスにかえて6

朝のハムトースト。コーヒーにエバミルク

淡路町の「珈琲ショパン」で朝ごはん。 1933年創業に喫茶店。ボクが好きな赤いベルベット系のお店です。 あんプレスっていうあんこを挟んだトーストが人気の店でみんな朝からそれを目当てにくる。 写り映えもするから最近スゴい人気で、先日お昼過ぎにたまたまお店の前を通ったら「パンが無くなりました」って張り紙。今朝もみんなあんプレス。 おいしいんだけどネ…。朝から血糖値が上がりすぎちゃう(笑)。 それに朝には朝のおいしいものがある。 ハムトーストのセットにブレンドコーヒーにする。

焼いたハムを手づかみする楽しさ…、銀座ウエストのハムトースト

キラキラが足りてないなぁ…、って起きて思った。 毎年この時期になると気圧の変化の激しさに、気持ちが安定しないのだけど今年も今年もちょっと胸が重たい。 映画を観ても音楽を聴いても泣いてばかりでココロが晴れない。 暗い気持ちには暗い考えが取り憑いてろくなことはない。そんなときにはキラキラした場所、キラキラしたものでココロを晴らしてやろうとそれで「銀座ウエスト」にやってくる。 眩しいほどに真っ白なテーブルクロス。モケット織りの背当ての布も白くてパリッと糊がかかってる。冷たい水で表

銀座ウエスト、ハムのトーストサンドイッチ

銀座ウエストが恋しくて、やってきてみる。 今日は不思議なほどにお店は静か。奥のちょっと個室っぽくなったエリアに2組ほど先客はあり、大きなメインホールはボクがひとりじめ。 お好きな席におすわりください…、と言われて4人がけのテーブルにつく。 お店の中を見渡すと、ボク以外はみんな女性でなにやらちょっと肩身が狭く感じるほど。 可憐な花が咲く花園に紛れ込んだ小動物とは、こんな気持ちがするんだろうかと思ったりする。 スピーカーから流れる音はシューマンのピアノ協奏曲の第1楽章。流麗で