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タナカくんが逝ってから今日で3年と一ヶ月。 今でもさみしい。 町を歩いていると、一緒に歩いたときのことがふと思い出されて泣きたくなっちゃう。 ひとりで歩いているのがさみしくってネ。 そんなときにはギューッと右手を握りしめて、タナカくんがそこにいるんだって思って気持ちをなぐさめる。 歩くときにはたいていボクの右側にいた。 ボクはちょっとした事故で左側の耳の鼓膜が傾いていて、声や音が聞き取りづらいから騒々しい町を歩くときは右側。 エスカレーターにのるときは、ボクが後ろでずっと