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タナカくんと上条毬男

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25年間付き合ってきた大切なパートナー。タナカくん。 彼には上条毬男というもうひとつの世界がありました。一世風靡したゲイ漫画家で、けれど晩年、その経歴から決別し新しい世界を切り拓…
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2022年12月の記事一覧

タナカくんの娘のハナシ、絵に写真。それから動画

「お父さん」と「パパ」と「娘」 男同士のカップルが互いをどう呼ぶのかはかなり微妙でむつかしい。 「あなた」「おまえ」では絶対にない。 名前で呼ぶのはよそよそしくて、みんないろいろ工夫する。 ボクらの場合は、タナカくんのことを「おとうさん」、タナカくんはボクを「パパ」と呼んでいた。 そう呼びはじめた経緯を主婦と生活社さんの「フムフムニュース」で紹介しました。 部屋で出迎えてくれたのはなんと「フェレット」。 女の子だから娘。ケージから出し、抱きかかえながら、「ただいま…、お

タナカくんとボクの共同作業…、外食産業のマンガ

ゲイ雑誌の連載の仕事を断り、二丁目とほぼ決別したタナカくん。 ちょうどワハハ本舗との関わりができて、パンフレットやポスターの仕事をするようになっていました。 劇団員の人たちからまりおさん、まりおさんって呼ばれてかわいがってもらい、たまに舞台に出たりもしてそれなりにたのしんでいたのだけれど、やっぱりマンガを書きたいという。 絵を描くことと漫画を作ることは別のことなんだかと言うのです。 作画はマンガ作りのほんの一部。 ボクは「ネームを切る」のが好きなんだよネ…、って。 どん