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食べるト楽しむ

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ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「…
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2024年7月の記事一覧

冷やし中華(の話)はじめました

冷やし中華。 かつて夏の食の風物詩といえば「かき氷、アイスコーヒー、冷やし中華」。 かつてと言っても1960年代に遡りますから半世紀以上も前のこと。 …、と書きはじめてボクは半世紀前のことを書ける年齢になったんだってビックリしました(笑)。 氷が高級品だった時代のコトです。 一年ずっと売りたくても売れない事情が当時はあった。 今やアイスコーヒーは年中あります。 氷を入れたグラスにリキッドコーヒーを注げばできる気軽さは、売らない理由がないほど手軽。 かき氷はそれでも夏の甘味と

「ご飯は炊くモノ」じゃないと思えば自由でたのしい

ご飯を炊く。 とても普通に使う表現。 「ご飯が炊けた」といえば食事の準備ができたの意味で使われることもあるほど。 ご飯を炊く一番便利な方法が炊飯器を使うというコトなのでしょうけど炊飯器でご飯をおいしく炊こうとすると2合以上炊かなきゃいけない。 少量でもおいしいご飯を炊けることを売りにした炊飯器があったりもするけれど、買うのもなんだかもったいない。 それに場所塞げでもあり、なによりデザインが好きじゃない。 実は10年ほど前からうちでは土鍋でご飯を炊いてた。 タナカくんが土

豆と肉

男性ホルモンを正常に働かせるために豆と肉を食べるといい。 先日、そんな話を書いてたら、チリビーンズが食べたくなって近所のウェンディーズにやってきた。 アメリカから来たハンバーガーチェーンで、40年近く前に初上陸したときには「ハンバーガー・チリビーンズ・サラダバー」を売り物にして他のチェーンと差別化してた。 それも徐々にサラダバーがなくなってチリビーンズも推されることなく、マクドナルドが仕掛けた安売り戦争に巻き込まれ一時撤退。 再上陸を果たすも過ぎたグルメ路線でまた負けて、フ

ホルトガルの缶詰、バスクのピルピル

先日、映画好きの友人と話をしていて、ディザスタームービーでよく観る、荒廃した町で見つけた缶詰を貪るように食べりシーンがあるじゃない? あれって賞味期限とか大丈夫なんだろうか…、って話題になった。 そもそも缶詰って賞味期限はどのくらいなんだろうって調べてみたら、だいたいにして2年から3年なんだってことがわかった。 はごろものツナ缶やいなば食品のグリーンカレー、フルーツ缶詰、ランチョンミートとどれも3年。 キャンベルのスープ缶詰は2年と短め。 そういえばタナカくんが買ってくれて

韓国の食べ方、日本の食べ方、奥ゆかしき食べ方②

器を手にとる習慣が日本の料理を優美で繊細なものにしたと言う話で昨日はしめくくりました。 そして「器を手にとり味わう文化」の集大成。 …、と言うか究極の姿が「茶の湯」。 器の中でお茶が仕上がる。 お茶を作った器がそのまま供されて、それを持ち上げ器の中の状態を見、重さを感じて手をあたためる。 口を器につけて飲み、味わい器の中を愛で飲み終わった器を拝見。 器を戻して一連の「茶をたのしむ」という儀式を終える。 日本の食文化が独特である理由のほとんどすべてがその一服に集約されてて、

韓国の食べ方、日本の食べ方、奥ゆかしき食べ方①

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