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食べるト楽しむ

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ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「…
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2024年3月の記事一覧

太い、短い、硬い、おいしい!トリクロマティックのホットドッグ

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お粥の話

ホテルの和食堂で和朝食を食べるとき。 「ご飯になさいますか、それともお粥にされますか?」って聞いてくれることがよくある。 最近では、朝から営業しているホテルの日本料理店が少なくなったから「よくあった」と言ったほうがいいかなぁ…。 たいてい「ご飯をお願いします」と答えます。 ホテルの和朝食のおかずはだいたいどこも同じようなもの。 卵焼きに焼き魚。 旅館の朝食ではカマスや赤魚、みりん干しのような匂いの強い魚を使うことがあるけれど、ホテルはインターナショナルな場所です。 だから

泡を味わうコーヒーの世界②

エスプレッソマシンでスティームミルクを作るところを「聞く」のが好き。 セルフサービスのお店ではカウンターの前に陣取って、飲み物が作られる一部始終を見ながら完成を待つ。 その時間もたのしくていいのだけれど、席について待つ間、耳を澄まして今何が行われているんだろう…、って想像しながら待つのもたのしい。 エスプレッソマシンはかなり騒々しい道具です。 ブーンってモーターが唸る音がしたり、ゴゴゴゴゴゴゴって装置自体が震えて揺れる音がする。 プシューッって蒸気が噴き出す音にドドドドドっ

泡を味わうコーヒーの世界①

昔、エスプレッソといえば食後にそのまま飲むか、ラテかカプチーノくらいしかなかった。 ラテとカプチーノの違いも定かでなくって、カフェオレのエスプレッソ版がカフェラテ、泡がふっくらのっかったのがカプチーノ…、くらいの認識なんとかなった時代がなつかしいほど、最近のエスプレッソ系飲み物の世界は複雑。 名前を覚えるのも大変です。 実は今朝飲んだフラットホワイトも、果たしてホワイトフラットなのかフラットホワイトなのか注文するたびいつも迷って、結局ラテでなんてお願いしちゃうことがある。

新宿ベルク。Long BIGなホットドッグ

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食べるスープでお腹いっぱいになるシアワセ

パンで一番好きなのはベーコンエピ! そんな話を先日しました。 ただそれは「そのまま食べておいしいパンの部」のナンバー1だったなぁ…、とあとで思った。 サンドイッチ用にやはり角食。 生地がぎっしり詰まって仕上がっていないとスライサーで1センチ厚に切ることができないから、流行りの生食パンなんて絶対にダメ。 いろいろ試していまのところ「エディアール」の角食が一番。 ワインとチーズのお供には硬いバゲット。 食事のときにはパン・ド・カンパーニュが食べごたえもあって重宝します。 タナ

休ませるネギ、休ませないネギ

ネギという食材。 とても多彩で種類や場所、そして状態でまるで違ったものになる。 昔は切り立ての白いネギの匂いが好きではなくて、そば屋に行ってもネギ抜きで…、ってたのんでた。 熱を通したネギは好き。 緑のネギは状態によって好ましかったり苦手だったりと、ネギに対しては結構ワガママだったけど、今ではほとんどのネギの状態を受け入れることができるようになった。 中でも生の白ネギのある状態は好きで好きでしょうがなく、昔はあんなに苦手だったのに…、って不思議に思う。 好きになったきっかけは

オニオングラタンスープに想う

オニオングラタンスープを食べたくってしょうがなく、それで朝のロイヤルホストにやってきてみた。 ロイヤルホストはオニオングラタンスープに結構、プライドをもってらっしゃる。 公式ウェブサイトサイトにはオニオングラタンスープにまつわるとある出来事が紹介されてる。 そしてその写真は一時期、ロイヤルホストのメニューブックにも紹介されていたんだけれど、それをみるたびとある疑問が湧いてくる。 マリリンモンローが愛したって言うけれど…

トーストという名のサンドイッチ

「ハムトースト」と聞いてどんな料理を思い浮かべるでしょう。 トーストの上にハムがのっているもの。 ピザトーストやチーズトーストのトッピングがハムに変わったものをイメージすることがほとんどじゃないかと思う。 ただ喫茶店の世界ではハムをトーストで挟んだものをハムトーストと呼ぶことがある。 特に昭和からやっている老舗喫茶店には多くて、焼かない食パンではさんだサンドイッチと区別する意図があっての命名でしょう。 メニューをみながら果たしてこのハムトーストはどちら側なんだろう…、って悩む