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食べるト楽しむ

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ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「…
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2023年7月の記事一覧

冷やし中華の季節に冷やし中華を考える

気合を入れてサンドイッチを作った翌日、冷やし中華を作ることが多かった。 理由は下の画像を見ればイメージがつくでしょうか…。 トッピングが薄焼き卵にハムにキュウリ。 どれもサンドイッチの代表的な具材たち。 薄切りにすればサンドイッチ、細切りにすれば冷やし中華の具材になる。 サンドイッチ用にはいつも上等なジャンボンブランを買っていたから冷やし中華も上等になる。 冷やし中華。 イマジネーションを働かせれば自由自在にあたらしいレシピを作り出すことができる料理です。 特に野菜をたく

シリーズ「やすませクッキング」④極細の麺

タナカくんは長崎出身。 ちゃんぽんや皿うどんが大好きでした。 田舎にいたときには出前で皿うどんをよくたのんでた。 ものすごい大きさの皿に山盛り。 6人前とか8人前とかが運ばれてくるんだよ…。 たいていいつも食べきれないから、食べ残したのを冷蔵庫に入れて翌日食べる。 細い麺が餡を吸い込みトロトロになって、しかも冷やされ固まっている。 それを熱々ご飯の上にのっけて食べるとおいしいんだ…。 煮魚の煮汁が冷えて固まった煮こごりをのせたご飯っておいしいじゃない…? それとおなじような

シリーズ「やすませクッキング」③フレンチトースト

フレンチトースト。 休ませることでおいしくなってくれる料理のひとつです。 パンをディップ液に浸して休ます。 ディップ液がパンの中に染み込めばしみこむほど仕上がりはなめらか。 ただ闇雲に長時間漬け込めばいいかというとそうでもなくて、適したパンを適した状態で休ませることがおいしいフレンチトースト作りの大前提。 どんな休ませ方がいいのか書いてみましょうか。 おいしいフレンチトーストになってくれるパン

お粥の話

今日の朝。中華粥を食べながら母のことを思い出した。 母はとにかくお粥が嫌いな人でした。 子どもたちが病気で食欲がない…、ってときにばあやさんは卵粥を作ってくれるんです。 でも母はクタクタに煮込んだうどんを作る。 どちらもそれぞれおいしくて好きではあったけど、やっぱり病気のときにはお粥じゃないの?って聞いたら、戦中戦後、芋粥を食べすぎちゃってもう見たくないのって言っていた。 そういえば母はさつまいもも嫌いだった。 憎しみを持っていたといってもいいくらい嫌いで、でも父はさつま

ドレッシングはドレスするもの

昔、テレビ局から「ドレッシングの面白い使い方を話してくれないか」という依頼が来たことがありました。 かければおいしいドレッシングとその組み合わせの味変を紹介してほしいという内容だった。 ドレッシングはかけるだけじゃおいしくないって思ってるから…、っていうと、時短レシピは人気があるからと。 かけて食べれば使用量が増える。 組み合わせレシピを紹介すれば購買個数も上がるから、ドレッシングメーカーがよろこぶんですって言われてボクは断った。 サラダは野菜をおいしく食べる料理。 ドレッシ