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食べるト楽しむ

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ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「…
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2023年2月の記事一覧

情熱と冷静のはざまでできる極上のステーキ

さてステーキに関するお話の3話目。 「(ボクにとって)最高の目玉焼きが焼けました!」という2日前の記事でも書いたように、目玉焼きが卵を割って焼けばできる単純で簡単な料理じゃないのと同じように、ステーキも肉を焼けばできる単純な料理じゃない…、ということを書いてきたことのしめくくり。 肉汁ほとばしりでるレアな肉料理は失敗料理 日本独特のステーキのひとつに「焼けた鉄板にのせて提供されるステーキ」というのがあります。 ファミリーレストランのステーキやハンバーグはほとんどがこのス

ステーキは焼き上がるまでをたのしむ料理

件のハワイのステーキレストランにご立腹なお客さまがいらっしゃった。 日本から来たお客さま。 ボクらの隣に座ってました。 レアのステーキを注文して、やってきたステーキが彼が考えるレアじゃなかったようでした。 アメリカのステーキの焼き加減は日本のそれよりよく焼き傾向。 ミディアムといえば日本のウェルダン。 レアと言えば日本のミディアム。 提供されたステーキを切った直後にそのお客さまは人差し指をたて、そのテーブルの担当スタッフに合図を送る。 あぁ、サービスを受けることに慣れてら

運命の朝食「ホテル阪急インターナショナル」

ホテル阪急インターナショナルの支配人にお目にかかって話した内容。 ボクがこのホテルに特別ななにかを感じた理由が次々あきらかになる。 大阪にあるもうひとつの家

日本人はレアのステーキがなぜ好きなのか…

アメリカを代表する料理といえばステーキ。 ロサンゼルスでもニューヨークでも。 太平洋のど真ん中で牛なんかとは縁がなさそうなホノルルですら、人気のレストランを教えて下さい…、といえばステーキレストランの名前があがる。 日本の寿司に天ぷら、すき焼きを全部まとめてひとつにしたぐらいの位置づけなんじゃないかと思ってしまうほど、アメリカの人はステーキが好き。 そしてアメリカのステーキはおいしい。 ボクもアメリカに行けば必ず一度はステーキレストランで食事をする。 15年ほど前にホノル