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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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#洋食

肉の万世で鉄板焼き

昼、新宿にでて買い物をして昼を万世。 新宿駅の西口の再開発が徐々に本格化しそうな予感。 この界隈だけじゃなくて、スバルビルの跡地とかヨドバシカメラのあたりであるとか、多分、10年したらまるで違った景色になっちゃうであろう開発。 テナントの半分以上がもう閉店しちゃったメトロ街でやっているのは万世系の3店と永坂更科布屋太兵衛だけという状態。 今やっているお店もいつまでここでやれることやら。 先日は永坂更科布屋太兵衛でそばをたぐった。せいぜい今のうちに食べておこうと今日は万世。

ビーフストロガノフって何色の料理なんだろう…、の答えのひとつ

伊勢丹の食堂街にある洋食の店、西櫻亭。 飲食店が代替わりすると先代の方が良かったよネ…、と言われがちだけど、香味屋の跡地で同じ洋食を売ってるここもそういう損な役回り。 ボクにとっても香味屋と比べて好んでくるような店じゃなかった。 来ても1人で来てたから、タナカくんとの思い出がほぼこの店にはなくて、それが今の時期にはありがたかった。 ちょうど香味屋の呪縛から解き放たれたように感じる時期とも重なりたまにすすんで訪れるようになったのですね。 そんなときに、あぁ、こんなにおいし

マッシュルーム洋食と呼んでもいいかも…。

クリスマスの今日。浮かれ騒ぎの街で食事をするのはなんだかなぁ…、って思ってそれで御徒町。 御徒町と言えばアメ横をかかえる年末の食材買い出しでにぎわう街で、クリスマスどころじゃないんじゃないかと思ってくるも、クリスマスソングがいろんなとこから流れて耳に飛び込んでくる。 逃げ場なしのクリスマス(笑)。 目当ての店はキッチンさくらい。駅前広場に面して建つビルの最上階。ガラスの箱が積み重なったような構造で、テラスにズラリと鉢植えの木が並んで見える。そこだけまるで宙に浮かんだ庭園み

グラタンにメンチカツ。洋食の王道

上等な洋食で昼のお腹をよろこばす。 伊勢丹の食堂街の洋食レストラン、西櫻亭にやってくる。 お店の一部が通路にはみ出すように作られ、しかも天井は天窓みたいなしつらえでとても明るい。そこに座るとテラスに座っているように感じるところがとても好き。 ビルの中にあるのに明るくとても開放的で、抜け感があるとでもいいますか…、気持ちが晴れ晴れ、明るくなるのがありがたい。 桜色したテーブルクロス。 ウスターソースに練り芥子、タバスコが一直線に並んでおしぼり、それからお冷。ズラッと並ぶと

いばらぬ食堂、ビーフシチューに盛り合わせ

友人と誘い合って浅草にくる。 気分転換。こういうことでもなければ来るきっかけのない東京の街の反対側で、おいしいものを食べようよ…、と。 まず洋食をと「ぱいち」に到着。 カウンターにテーブル数卓。こじんまりしたまるでおばあちゃんちに来たみたいな昔ながらのお店のムードにほっこりします。カウンターの中ではご主人が孤軍奮闘。料理をてきぱき作ってく。 ビーフシチューと盛り合わせをもらって分け合う。 ビーフシチューは鉄鍋に入ってやってくる。 お店の人が「熱いですから気をつけてネ」

上野洋食。早く通常モードに戻ればいいのに。

上野駅の近くの「遠山」で洋食食べようと移動する。 「上野洋食遠山」を名乗る店です。ちょっと独特な味わい、風味の洋食がオキニイリにて、たまに来る。 なにより店の姿が好きです。 オープンキッチン。ワンホール。 どこに座っても調理の気配が感じられ、レストラン全体に溢れるおいしい空気が時間をたのしくしてくれる。 もしもボクがレストランをするならこの形の店にするだろうなぁ…、高級なレストランから前面にある作業台を商品受け渡しのカウンターにすればセルフサービスの店にもなるし、バフェ

料理は塩が命かな!

空が高くて明るい金曜。昨日吹き荒れた風も落ち着き、ちょっとのんびり散歩した。 お腹もすいて、ひさしぶりにキッチンたかで昼。 ゴールデンウィークあけから徐々にお店の営業がはじまってるよう。近所の「さわ野」っていう日本料理のお店もランチ営業はじめてて、なんだか気持ちがホッとする。 とはいえ町に人は少ない。 ATM待ちの人たちが収まりきらず銀行の表にまではみ出し行列作っているのがこの界隈で際立つ人混み。お店の中は静かです。 入り口に置かれたアルコール消毒液をプシュッと手に取り消

ひさしぶりなり、キッチンたか

土曜日の昼。ひさしぶりに「キッチンたか」さん。 近所にある店。家から歩いて5分ほどという場所にあって人気のお店。昼時はいつも混雑していて、街の行列ができてることがほとんど。 近所で気軽な店なのに、気軽にいけないという店でもあって、今日は開店時間のちょっと前に到着するよう家を出た。 お店の前についたときには開店準備の真っ最中。ちょっとだけ待ち開店時間。一番客でお店に入る。 キッチン前の一等席。レンジ前のステンレスの壁といいフードといい、鍋や釜もピカピカに磨かれていて気持ち良い

肉の万世、ジャンボハンバーグに和牛切り落としの鉄板焼

夕食を新宿で。 定食のような食事をしたかったのです。ご飯がおいしくおかずが選べて、味噌汁が出来立てだったりしたら最高。昔はそういうお店が新宿にもいくつもあった。けれどどんどん少なくなって、しかも日曜、夜のこと。何軒か思い浮かびはしたけれど実力不足で、結局、万世にした。 ハンバーグや肉料理がおいしい洋食屋さんだから、厳密に言えば定食の店ではない。けれどご飯がおいしく、ナイフフォークよりもお箸が似合う。料理もどれもがご飯に合うように出来上がっていて、洋風定食っていってもいいような

この上もなく贅沢な野菜炒めを食べる…。

昼、肉だなぁ…、と思って「万世グリル」。 新宿駅の西口側。メトロビルの中にあるお店に来ます。オキニイリ。 肉屋さんからはじまった店。メニューの内容は肉、肉、肉。まさに肉の洪水(by 大内順子)。ハンバーグにステーキ、それからとんかつとご飯のおかずにぴったりの料理が揃う。 中でも一番人気はハンバーグでしょうか。焼けた鉄板の上でじゅうじゅうしながらやってくる様子がすでにオゴチソウ。とはいえボクのオキニイリは「和牛切り落としの鉄板焼」。こちらもじゅうじゅう、野菜や肉が焼ける音。鉄

おいしい結界の中で、オムメキ食べる、新橋の昼

新橋経由の移動の途中。昼を新橋「むさしや」にする。 駅前の大きなビルの一階にある、カウンターだけの洋食の店。カウンターの中は厨房。カウンターの前には椅子がずらり。7人座って満席という小さな人気店。 連日、一日、行列です。 店の敷地はあまりに小さく壁を作ると通路がとれない。それで壁の代わりにびっしり紐を垂らして目線を遮っている。ゆるやかな壁とでもいいますか。しかも入り口、出口も兼ねた壁。
 あたかもおいしい結界がはられたようで、執拗にまとわりついてくる真っ白な紐を浅野温子のよ