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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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2023年9月の記事一覧

シティベーカリーではじめてのフレンチトースト

朝に「シティベーカリー」。 おそらくボクの部屋から一番近い銀座のお店。丸ノ内線にのって銀座駅でおりて改札抜けて真っ直ぐ歩くとお店の前についている。 最近、朝がにぎやかな店。 百貨店のオープン待ちの人たちが10時ちょっと前にお店を出ていく。それと入れ替わりに11時開店の専門店待ちの人たちがやってくるからずっとにぎやか。 銀座の朝も早起きインバウンドさんたちでにぎわっている。 朝ごはんをたのんで食べる人よりもお茶だけの人が多いかなぁ…。 ベーカリーストアで売ってるパンを食べなが

おじさんバンザイ!なハンバーグ屋さん

中野駅でなんの気なしに電車に乗ったら東京メトロの東西線。 JRの中央線と東京メトロが同じホームを使うんですネ…、ぼんやりついでに高田馬場でハンバーグを食べることにした。 滅多にいくことのない町へ小さな旅行。 高田馬場の駅から早稲田に向かって歩いていると台北にいるような気持ちがしてくる。道路の幅や街路樹、迫ってくるような店の看板。北京語を話す人と頻繁にすれ違ったりするのが楽しい。 「ザ・ハンバーグ」って言うのが今日の目当てのお店。 創業1954年ですからまもなく70歳。厨房

コーヒーロード。ホットドッグもおいしかったのだ…。

中野で朝。「コーヒーロード」にやってくる。 食事メニューが魅力的。朝のメニューも充実してる。 トーストセット、ハムライス、ハムトーストサンドイッチにホットドッグ。 ハムライスとハムトーストサンドイッチはすでに食べてて、特にハムライスが最近のオキニイリ。 今日はホットドッグを食べてやろうと思ってきたのだけれど、隣のテーブルにハムライス。 それがやっぱりおいしげで激しく気持ちが揺れたけど初心貫徹でホットドッグをお願いしました。お供の飲み物はアイスコーヒー。 まずテキパキとアイス

好きなものは別腹なのさ!

今夜の岐阜はイタリア料理。岐阜駅前のアーケード商店街にある「ダアチュ」にやってくる。 ひさしぶりです。前回来たときはボクが乗ってた新幹線が大雨のために遅れて閉店間際。パスタをかきこみ店を出た。 今日はじっくり腰を落ち着けおいしいものを心置きなく食べることにする。 ピッツェリアと看板にある。けれど本格的なイタリア料理がしっかり揃う。だから「ピザ窯のあるレストラン」って感じのお店。 まず前菜のおいしいところの盛り合わせ。 水牛のミルクを使ったモッツァレラチーズ。甘いトマトに

鶏肉を焼いて揚げて雑炊で〆る歌舞伎町の夜

夜、友人と夕食をとる。歯の調子が良くないからなにかやわらかいものを…、というのでいろいろ考えて「お通」を選んだ。 歌舞伎町のど真ん中にある「雑炊の店」。 宮崎出身。24時間営業というのがこの町らしい営業形態。 コロナの頃にはさすがにちょっと苦労していたように見えたけど今はいきいきしているよう。 それにしても歌舞伎町。夜もにぎやか。インバウンドさんたちがキャリーバッグをゴロゴロ転がし宿泊先を探す姿が目につくほど。 ここ数年、歌舞伎町はホテルの町になっちゃった。 雑炊を食べる前

スパイスカレーを食べて冷たいマサラチャイ

ひさしぶりの「スパイスカレー食堂」。 自宅のある四谷三丁目から四谷に向かって歩く途中にあるお店。 ここが近づくとカレーの匂いが空気に混じって、いつもお腹を空かせてくれる。 特に朝の散歩の途中のこの店は空きっ腹に堪えるおいしいトラップ。 壁に貼られたポスターの、にんまり笑うエキゾチックな女性の顔もカレーの匂いの誘惑に拍車をかける。 「この一皿で人生が変わる」というキャッチコピーにトドメを刺される。 まんまと罠にハマって朝食カレーを食べることにする。 豆のカレーとブラックチキン

コーヒー牛乳にハムにデニッシュ、マスタード

渋谷のストリーマーコーヒーカンパニーで朝。 ここが本店。渋谷の町の外れにあって、なのに朝から人気でにぎやか。 ただお客さまはほとんどが欧米系のインバウンドさん。 彼らの朝は格別早い。どんなに夜更かしをしても朝は早く起き体を動かしてから働きはじめるってライフスタイルが定着しているからでしょうか…、ここに限らず朝からやってるお店は結構得してる。 中でもエスプレッソ系のお店は人気。しかもここはほどよい大きさ、居心地も良い。 みんなたのしげにおしゃべりしてて、小さな社交場みたいな

肉を焼きます、元気がでます。

夜、ご近所さんとひさしぶりの焼肉。「山星」にくる。 個性的な焼肉店が集まる四谷三丁目の中でも、一番バランスがとれて、仕事が丁寧な店。 オキニイリでよく来てた。 昔は赤身だけの盛り合わせがあったりしたんだけど、ひさしぶりにきたらなくなっちゃってた。それでまずはハラミの塩をもらって焼いた。 お供に山星サラダのビッグポーション。サンチュにわかめ、きゅうり、それから白髪ねぎ。牛骨スープにお酢に油のドレッシングをたっぷりからめた、すっぱいおひたしみたいな味わい。つまり叙々苑サラダの

神保町から丸の内まで。歩いたご褒美の甘いゴチソウ

明日から出張。出張に出ると歩く機会がなくって弱る。 今日はまとめて歩いておこうとテクリテクリと東京駅を目指して歩く。 途中、神田スクウェアって大型ビルがあって、その前庭にワイアフレームでできたクマさんが座ってる。 よくできててネ…、見る角度でクマの表情が変わって見える。 お腹の部分が大きく空いてて、ここにタナカくんを座らせてミッドサマーごっこをすれば盛り上がったに違いなく、代わりにチョコっと座ってゴクリと冷たい水を飲んで休憩。 再び歩いて大手町。 この界隈は贅沢なビルが建ち

のり弁付きのランチセットとはこれいかに…

曙橋から地下鉄に乗りススっと3駅、神保町にやってくる。 軽くたのしい打ち合わせ。昼ごはんを「げんぱち」にした。 看板には「洋食げんぱち」と書かれてる。 生活感を感じる建物。店に入ると大きな厨房。壁や仕切りはなくて奥まで見通せる…、今様にいえばオープンキッチンというところだけど、昔の店はこういう造りがよくあった。 洋食店というよりどこか割烹料理店のようなしつらえで、そこになんだかホッとする。 ランチは気軽なセット、あるいは洋食弁当がメインの献立。 150円追加すると、ライス

ら抜き看板の隣の麺通団。つめたいぶっかけでヒヤヒヤする(笑)

昼、ちょっと気になるお店があって昼をそこで思って来てみた。 「いまがわ食堂」っていう店で、安心して生サバを食べることができるというのが売りの店。 三浦半島を中心に何軒か展開しているらしきお店で、小田急レストランシステムがフランチャイジーとなって都内に初進出。 場所は新宿西口からちょっと歩いた飲食店が集まるエリア。セルフサービスの讃岐うどんの草分けの「麺通団」と、ネタにこだわった立ち食いすし屋の間の階段上がった2階。 こんなところに…、と思って店の看板を見て行くのをやめた。

朝のクロワッサンにフラットホワイト

西新宿でちょっと野暮用。まず腹ごしらえと「ポールバセット」にやってくる。 ひさしぶりです…、好きな店。 超高層ビルの地下にあるのに天窓通して外の光がやってくる。漆喰壁に木の床、木の椅子、木のテーブル。どれも随分使い込まれて味わいが出ていてそこにホッとする。 柱を囲むように設えられた大テーブルの向こうはイタリアンのサルバトーレ。互いを仕切る壁はなく、互いの魅力を融通し合うような関係。朝の時間はどこに座ってポールバセットっていうのもたのしい。 朝の時間はステキです。 お客さま

肉感的なるクリーミーラテ

食後にのんびり、ダブルトールコーヒーにくる。 クリーミーラテがオキニイリ。 ここも音がおいしいお店。 プシューっと蒸気の音に続いてコンコン、キッチントップを叩く音。ミルクの泡を湧きあがらせてエスプレッソにやさしく注いで模様を描く。 不思議だよなぁ…、うつくしい。 クリーミーな泡。唇撫でてとろりと口の中に流れ込み、エスプレッソの香りと一緒に喉を撫でつつお腹の中へとゆったり静かに流れ込む。 ミルクの旨みとエスプレッソの苦味と酸味があとにしばらく残ってく。肉感的なる喉越し、味

京都出身、新宿御苑の第一旭

夕方、新宿で打ち合わせがありそれが終わったのが8時過ぎ。 てくりテクリと東に向かって一直線に歩いて部屋にのんびり歩く。 伊勢丹の前を通ってしばらく歩くと新宿2丁目。 インバウンドさんが集まる店の前はスズナリ。騒々しいけど、通りはガランとしていて静か。 もしかしたら二丁目文化はそろそろ終わりなのかもしれない。 サブカルチャーや出会いが生まれる場所は今やネットの中で、ゲイバーを必要とせぬ人が多くなっちゃったから。 まぁ、しょうがない。 歩いているとすごくお腹が空いて感じて、ラーメ