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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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2022年3月の記事一覧

こういう料理が生まれるステキ。トーストとパテの相性が見事な名品

代々木駅前に「BAKERY & BURGER JB'S TOKYO」っていうハンバーガー屋さんができた。 ハンバーガー用のバンズじゃなくて食パンでパテを挟むという独特な作り方が人気なんだというので来てみる。 一階はほぼキッチンで2階がパントリー、3階に8席ほどの客席という小さな店で、一階で注文してお金を払い3階まで上がって待ってると商品が運ばれてくるという仕組み。 働く人は大変だろうなぁ…、と思うもみんな若い人たちだから運動しながら稼げると思えばこれも悪くないんでしょう。

スパイシーなスープと思えばすべてよし!

東京駅の八重洲地下街。最近できた「東京カレーカルテット」っていう施設を訪ねる。 カレー専門店を4軒集めた…、っていうのが売りの施設なんだけど4軒がただ集まっているという工夫をまるで感じぬ施設。 4軒の真ん中に小さな広場のようなスペースが作られていて、そこに客席を作ればフードコートのようになりそうなのに、お店それぞれ客席があり食べ比べとかができない造り。 お店によって混む店、暇な店があり互いに客席を融通できれば合理的な営業ができそうにも思うのだけど、もったいない。 おそらく

1200円でも十分安く感じるのに…。

今日は午後から家の消火施設の点検がある。 だから早くから家を出てテクリテクリと散歩をしながら荒木町で昼食にする。 「遊猿」という店。 飲食店がズラリと並ぶ車力門通りの中ほどにあるビルの2階。 カウンターの中に鉄板が置かれた個性的な中国料理のお店で、ランチは前菜料理食べ放題というのがうれしい。 カウンターの隅に座ると厨房の奥までずっと見通せる。 奥では麺がゆがかれその手前では鍋で炒めものやら煮物ができる。手前でずっと食材が切られ仕込まれ、スタッフ3人がずっと途切れず手を動か

ニギワイが一番のアペタイザー

今日は花冷えにして花曇り。 実は明日、新宿御苑でお花見をする予定があって天気予報では明日はあったかになるんだという。 今日でなくってよかったなぁ…、って思ったりする。 西新宿のサルバトーレでランチバフェ。 天窓の下の大きなテーブルに一席もらう。かつて10人がゆうゆうと座れたテーブルも、今は角の4席だけが使われていてテーブルに座るよりもゆったり落ち着く。 晴れた日には外の光がてりつけてまぶしい場所も、曇った今日は光やわらかで心地よい。見上げれば桜の造花が飾られていて一日早い花

市ヶ谷の大人のファミレス、エビドリア

昼は麹町のラ・タベルナで。 イタリア料理の気軽なお店で、昼は大人のファミレスみたいな便利さがあり夜は居酒屋使いもできる。 近所に住んでいたときは、うちのダイニングルームの離れのように使ってた。 引っ越してからも定期的にやってきていた。 夜がたのしく、ヒューガルデンにタナカくんが大好きだったトリッパのトマト煮込みをつまんだりしてノンビリ過ごす時間が今でもなつかしい。 小さなお店ながら厨房は大きく常時4人の調理人がスタンバイ。忙しくなるとサービススタッフも厨房に入って鍋をふる。

ロールパンにエビフライ。マッシュルームのポタージュ添えて…。

のんびりしながら軽くお腹を満たしてやろう…、と、イノダコーヒにやってくる。 東京駅の大丸の中。京都発祥の百貨店ということもあり、開業当初は関西ブランドの飲食店が多く出店していたけれど、それも随分入れ替わり東京ブランドのお店が幅を利かせるようになっちゃった。 なんだかちょっともったいないなぁ…、ってしみじみ思う。 イノダコーヒは京都のお店。 豪奢なインテリアに洒脱なサービス。今日も新人さんに先輩が「京都の本店では…」と諭してた。 窓から眺める外の景色は随分かわった。まもなく

ミルクが一番甘い温度で作ってくれるホットミルク

朝の散歩の途中にツバサコーヒー。 オキニイリの朝ごはんをとやってくる。朝食メニューは4種類。デザート付きのハバナイスデイにエッグサンド、フルーツサンドと3種類はすでに試してオキニイリ。 一番お手頃価格の「Good Morning」ってセットだけはまだ食べてなく、今日はそれにすることにする。飲み物付きでお値段たったの700円。 トーストにミニサラダ。デリ惣菜にスープにジャムにバターがついてひとそろえ。木製プレートの上にズラリと並んで運ばれてくる。どれもしっかり整っていて朝の

地焼きの鰻は味わい格別

昼に鰻を食べようと「なまずや」っていうお店を訪ねる。 岐阜界隈に何店もお店のある小さなチェーンの一店舗。実は7年ほど前に一度来たことがあり、ところが店が改築されてすっかりあたらしくなっててびっくり。 以前の大衆的な風貌から、モダンデザインが行き届いたカフェのような造りで「これが鰻屋?」って思うほど。 ただ店の外にも流れ出すタレが焦げるおいしい匂いは鰻屋さんのそれそのもので、目からはいってくる情報と鼻が感じるものが違ってちょっとドギマギしてしまう。 座り心地のよい椅子に広いテ

ミモザに厚切り、薄切りローストビーフなバフェ

近所に住んでる友人に誘われ今日はサンデーブランチ。紀尾井町のニューオータニのトレーダーヴィックスにやってくる。 お店の中に中国風の大きな窯がしつらえられてて、そこで焼かれた叉焼やローストビーフがメインのバフェ。 フリーフローのスパークリングワインがついているのもここのサンデーブランチが好きだった理由のひとつ。だからひさしぶりに泡と戯れることにする。 オレンジジュースをドリンクバーから拝借し、泡にくわえてミモザに仕立てる。細かな泡が喉をやさしく撫でていくのにニッコリします。

LOVEとカフェラテ

西新宿をぶらりと歩く。 遠くに「LOVE」が目に入る。 この前きた時、ペンキが剥げたり落書きされたりとちょっと哀しいLOVEだった。今日はキレイに磨かれて凛々しくそこに立っていた。 なんだか気持ちが晴れ晴れしてきて、ご機嫌ついでにポールバセットでお茶を飲もうとやってくる。 「いらっしゃいませ、こんにちは」と明るい声で出迎えられて、オキニイリの席まで空いてる。いつも煮まして気持ちいい。 カフェラテたのむと、豆をジャジャっとひいてポッドにポポンと入れる。作業台にポッドを置い

ご婦人方に愛される店、新宿ルブラン

昼に新宿、ル・ブランに来る。 かつて「東京で一番おいしいドリア」という謳い文句を使ってたカフェレストラン。 女性に人気でいつもにぎやか。週末ともなるとウェイティングの行列ができるお店で、やってきたらほぼ満席。二階のテーブルがひとつだけあいていますと言われて二階にあがる。 何度も来てて2階に来るのははじめてで、2階も一階と同じく白い壁に白いクロスを引いたテーブルが整然と並んで明るい。 そして2階もほぼご婦人方でにぎわっている。 ビックロの横にある店。そのビックロが三越だっ

合盛り皿うどん…、細い麺と太い麺。ひと皿で3度おいしいオキニイリ

さてランチ。 「長崎飯店」というお店に一風変わった皿うどんがあるというので、気になっていた。 「合盛り皿うどん」という料理。 何が合盛りになっているのかというと、揚げたパリパリの極細麺と茹でて炒めたちゃんぽん麺。 パリパリ麺はリンガーハットなんかでも気軽に食べることができるけど、長崎でよく食べられている太くてやわらかい麺を使った皿うどんは東京では珍しい。 その両方を一度に食べることができるというメニュー。 オモシロイ。 太い麺を食べていると、細い麺がパリポリ壊れる感じもお

クラシックなり、池袋のチャックのオムライス

昼は洋食のチェックによった。オキニイリの洋食の店。 それにしても池袋の街の変化激しいことにびっくり。東急ハンズがなくなったうえにサンシャインビルに向かう通りがシャッター通りのようになってしまってる。 駅の東側には新しい商業施設ができてはいるけど、反対側ではマルイがなくなり駅前なのに町外れ感がただよっている。 これからどんな街になっていくんだろう…。 お店が入るロサ会館も再開発の話が出ては消えする状態で、今のままずっと続きますように…、ってしみじみ思う。 カウンターだけの小さ

銀座の吉宗。名物料理見事復活、夫婦蒸し

銀座の吉宗で「夫婦蒸し」がはじまりましたよ…、って教えてもらってやってくる。 吉宗の看板料理の茶碗蒸しと蒸し寿司がセットになって夫婦蒸し。 2年ほどの閉店ののち、去年営業再開したときには蒸し寿司を調理するための設備が整わずメニューになかった。 それがやっと提供開始。うれしいったらありゃしない。 茶碗蒸しも蒸し寿司もどちらも同じ蓋付き茶碗。2人でくれば茶碗は4つ。お店の人は蓋の乾き方とか重さ、熱さでどっちかすぐに分かるんだという。魔法のように間違うことなく配膳される様子にタナ