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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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2020年2月の記事一覧

LOVEとマキアート

朝の時間がぽっかり空いてひさしぶりにポールバセット。 地下鉄の駅を上がって、まずLOVEにご挨拶。LOVEの周りの木々はまだまだ冬の木で、ちょっとさみしげ。あと一ヶ月もしたらおそらく若葉が芽を吹きはじめるのでしょう。 マフラーで首筋じんわりあっためて向かい側のビルの地下へと足をすすめる。 地下にあって地下にあることを感じさせない明るさがある。天窓があって朝の光が降り注いでるということもある。でもそれ以上にお店のムードが明るいっていうことも大きいのでしょう。空気がおいしい。

やよい軒でオンザテーブルクッキング

やよい軒。HottoMottoの運営会社が展開している定食屋。 ボクの周りではHottoMottoは随分減った。不採算店の撤退が相次いでいて、代わりにやよい軒の数は増えてる。 最近ではカフェっぽい造りの店や、テーブル上にオーダー用のタブレット端末を置いたお店とか随分攻めた感じのお店も開業している。 スタートはご飯が食べ放題の男子向け食堂だったけど、今ではすっかりかつてのファミリーレストランの役目を果たしはじめてる。ただファミレスにあってここにないのはお替り自由のコーヒーぐらい

ジンジンって店、思い出の店

新宿の紀伊國屋書店の地下にある「ジンジン」。 スパゲティーの専門店で創業1970年とある。大阪万博の年です。それからまもなく50年。 ここの地下街はほぼ飲食店というテナント構成。比較的長続きする店が多くてあまりテナント変わりがないけれど、中でもずっと続いてる店。もう一軒、カレーのモンスナックと双璧をなすんじゃないかな。 とは言え、10年ほど前に会社まるごと日清製粉に買収されて、それから中身は別物になった。 それまで乾麺茹でおきだった麺が生麺になり、メニューもほとんど同じなの

むき出しのパン、あるいはケーキ

それにしてもパンやお菓子やペストリーをむき出しにして陳列しているこうした売り方を彼らはいつまで続けるんだろう。 ショーケースの中にしっかり入れて対面販売。 それがそのまま食べる食品の正しい売り方であるはずで、例えば伊勢丹にはセルフでとれるスタイルのパン屋さんは一軒もない。 コロナウィルスのこともあってか、いつもは人気のディーンアンドデルーカもガラガラでした。しょうがない。

4年に一度の肉の日のシュラスコ

今日は29の日。 しかも4年に一度。オリンピックイヤーでもあるうるう年にしかない2月29日の肉の日で、肉を食べなきゃとシュラスコ。 新宿三丁目にあるバルバッコアグリルにやってくる。 そしたら誘った友人が「229なら、にんにくの日でもよかったよね」と。 あらら、焼肉店を選んだほうがふさわしかったかもしれないなぁ…、と思うもここの豪華にして上等なサラダバーをみて、ここでよかったと気持ち高ぶる。 氷のベッドの上に新鮮な野菜さまざま。 魅惑的なサラダバーの店には2種類。野菜そのも

フカヒレあんかけはご飯で麺でおいしいのだ…。

新宿の高島屋にある天厨菜館。半年ほど前に来て、フカヒレあんかけをご飯と麺で同時にたのしむという、天国みたいなランチ商品をたのしんだ。 まだあるのかなぁ…、と思って来たら、まだありました。 ひさしぶりにとお店に入る。 平日とはいえランチどき。なのにボクがファーストゲストでオンリーゲスト。しかも、お店の真ん中の仮設の壁を閉じて半分、ホールを使っていないという状態。 随分さみしくなりましたね…、って行ったら、もうここ数週間、お客様が減って本当に大変でという。 たしかに売り場も人

朝からビールを飲むシアワセもの

ベルクで朝食。新宿駅の東口にある楽園で…。 今日は午前中がちょっとのんびりしたスケジュール。家でゆっくりするのも良かった。でもスケジュールがないと思うとなおさら家でのんびるしてしまうのがもったいなくて、それでいそいそ、新宿に出た。 貧乏性でござります(笑)。 気持ちが小走りするようなウキウキ気分でお店に到着。 ココもちょっと静かでしょうか…、喫煙席が半分くらいしか埋まっていなくて空気がキレイで得した感じ。禁煙エリアのテーブルをひとつもらってさてさて何を食べましょうかとカウ

野菜のポタージュ、野菜の味噌汁

急に寒の戻りのような寒さ。 あたたかいものでお腹を満たそうと、それで味噌汁専門店。 駅前のビルの地下にある「味噌元」に寄る。 味噌屋さんがやってる16席ほどの小さな店で、昔は何種類もの味噌汁が選べるというのがたのしかった。ひさしぶりに来たら味噌汁の種類は減って、麦飯とろろとの組み合わせ…、っていうのがメインになっていました。 汁は3種。豚汁、野菜のポタージュに季節の粕汁。ポタージュという響きと野菜の力を信じて野菜のポタージュにした。 一緒にしじみエスプレッソ。しじみのエ

蕎麦屋のかつ丼

明るく暖かい色をした空もまぶしい今日の午後。 近所で昼ごはんを食べましょう…、と薄着で外にでたのだけれど案外風が冷たく感じる。 こういうときにはカレー南蛮。 迷わず四谷三丁目の交差点にある尾張屋に飛び込んだ。 ほぼ満席で最後のテーブルをもらって着席。注文はスラスラ。「カレー南蛮蕎麦とかつ丼ください」って。お店の人はすかさず「かつ丼の卵は硬めで?」って聞くからそれでとお願いをした。 お店の中はにぎやかだけど、ほとんど料理が出きった直後のタイミングだったのでしょう…、待たずにあ

ハーフサイズのサンドイッチで朝はエレガントに…(笑)。

ユーロカフェって喫茶店がある。 丸ノ内線の新宿駅の西側の改札を出て、南にまっすぐ歩いてく。JRの改札口を通り過ぎ京王線や小田急線の改札口の方に向かっていくと地下街に出る。 その入口部分。 すごく目立つ場所にあるんだけど、人の気持ちが先へ先へと急ぐ場所っていうのがあって、この店があるのがそういう場所。お店はいつも空いている。 いいお店なんですけれどもったいない。 朝の時間の朝食セットが3種類。厚切りトーストと飲み物のセットが一番安くて、焼いたベーコンとトーストのセットが71

ひさしぶりなり、キッチンたか

土曜日の昼。ひさしぶりに「キッチンたか」さん。 近所にある店。家から歩いて5分ほどという場所にあって人気のお店。昼時はいつも混雑していて、街の行列ができてることがほとんど。 近所で気軽な店なのに、気軽にいけないという店でもあって、今日は開店時間のちょっと前に到着するよう家を出た。 お店の前についたときには開店準備の真っ最中。ちょっとだけ待ち開店時間。一番客でお店に入る。 キッチン前の一等席。レンジ前のステンレスの壁といいフードといい、鍋や釜もピカピカに磨かれていて気持ち良い

中野の台湾、台湾バーガーに麺線

中野にオモシロイお店ができた。 台湾のストリートフードのひとつ「麺線」を売ってるんだというのでちょっと足を伸ばしてやってきてみる。 昔、たしか田町の方だったかなぁ…、麺線の専門店があって行こうと思っていたらいつのまにかなくなっちゃった。 好きな料理でそれでどうしても来てみたくなり、千駄ヶ谷から総武線の各駅停車にのっていつもなら新宿で降りるところ、自発的に乗り過ごし。中野で下車する。 北口にでてアーケード商店街から中野ブロードウェイをズンズン歩いてブロードウェイを出たところ

クラシックプリンとエスプレッソトニック

食事を終えて、今日もオールシーズンズコーヒー。 近所においしいコーヒーの店がある…、ってなんてうれしいことなんだろうってしみじみ思う。 おいしいご飯を友人と食べる。 そのごきげんな余韻をしばらくみんなで咀嚼しながら味わい直す時間がほしい。すぐに家に帰ってしまうのがもったいないような気持ちを満たす場所として、コーヒー専門店の役目は大きい。 …、としみじみ思って今日もくる。 気軽な店です。レジ脇で注文をしたらお金を払い席につく。たのんだものはお店の人が持ってきてくれ、そこから自

立喰の寿司、函太郎

東京駅で晩ご飯。 寿司をつまむのもいいな…、と思って立ち食い寿司の「函太郎」に寄る。 北海道の函館出身の回転寿司のチェーンで、近所に回転寿司の店もある。けれどここ、立ち食いの店の寿司の品質は惚れ惚れするほど。それでいつもにぎわっている。 待ちの行列がそれほどなければ待ってもいいか…、って思ってきたらなんと待ちは無し。ちょうどお客様の入れ替わりのタイミングだったんでしょう。 それで即決。店に入った。 カウンターのショーケースの中に置かれたネタがピカピカ。空いたお腹が歓声あげて