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”社名に『インキュベート』と入れたきっかけと、その込めた意味”

前々回で”社名に『サムライ』と入れたきっかけと、その込めた意味”の話をしましたので、今回は、『インキュベート』の方のお話をしようと思います。

今日も約12年前のことを頑張って思い出しながら書いています。


前々回の話でしたように、最初は、”Talisman(お守り)”でも同じ前が社名であったので諦め、サムライ営業本部の『サムライ』を活用すること決めました。その時は、『サムライ』と言う単体の名前で会社名にしようとは思ってなかったと頑張って記憶を辿りましたが、そう思います。『サムライ+XXXXX』にしようと。

今のサムライのロゴを創ってくれた、佐藤可士和さんは2000年に、”株式会社サムライ”をすでに設立されています。もしかしたら、それを気にしてだったかも!?知れません。
サムライインキュベート設立後は、グーグル検索で、”samurai”と検索して、 可士和さんの会社より上位に来ること目標に、露出量を勝手に競っていた思い出もあります。その可士和さんが今のロゴを創ってくれたことも奇跡に近いです。

今は、僕のPCだと、”samurai”で検索すると1ページ目にきてます。”サムライ”だと2ページ目です。可士和さんのサイトは、今は、”株式会社サムライ”でなく、可士和さんを押し出すサイト( https://kashiwasato.com/ )に変わっているので、今は可士和さんには勝っております(笑)。

ただ、今”samurai””サムライ”で検索すると、サムライインキュベートと投資業という意味では似ており、投資型のクラウドファンディングプラットフォームを運営されているSAMURAI証券株式会社さん(2002年設立、2017年11月2日に今の名前に変更)がここ最近、広告・PRを積極的にされており、サムライインキュベートよりも上位に出てきています。全く今まで知らなかったです。

そういう意味でも、昨年からやり始めた全社ブランディング&マーケティングPJには、俄然力を入れて、”samurai””サムライ”で検索しても圧倒的な1番になることも、目指す気持ちにもなっています。

話が逸れそうになってきたので、社名『サムライ+XXXXX』の話に戻します。”株式会社サムライ”は無しで、XXXXXはどうしようかなと。

起業してやろうと思っていたことは、当時で言うベンチャー企業の営業本部代行です。なぜそれをやろうと思ったのか?それはVOYAGEGROUPで、営業本部の統括として、ECナビというポイントサイトの広告枠を企画して、販売メディアシートつくって、直販売や広告代理店へ販売をし、社内で広告を運用し、レポートを作成して報告すると言う一連の流れを構築し、まとめていた実績があったからです。

そのノウハウを、メディアは持っているが広告のマネタイズができていない悩みを抱えている会社に提供しようという所からでした。自分の力が一番発揮できるのがその部分だったので、営業本部の1人アウトソーシングみたいな形でスタートし会社設立時は3社くらいさせて頂き、月100万くらいの売上げだったと思います。売上がないまま起業するのは、本当に怖かったのでかなり固めの起業の仕方でした。

当時の営業本部アウトソーシングのお客様では、今では有名になった、みんなも使ってるだろう辞書検索・翻訳サイトのweblioさん(赤浦さん投資先で紹介頂きました)、イラスト共有SNSのpixivさん(ノボットの小林さんに頂きました)はメインクライアントでもありました。
その当時は創業者でpixiv社長だった孤高の起業家、片桐さん(元DMM社長)をメジャーにしようと頑張ってました(笑)

2サービスともその時は世の中ではあまり知られていなかったサービスで、すげーサービスがあるぞと世に言いまくったことも記憶してます。本当に懐かしいです。

そいうことにもなると起業前に想定していたので、広告代理店に近い事業体になるだろうと思ったので、『サムライ+XXXXX』でまず最初に思いついたのが、

”サムライエージェント!!!”

サイバーエージェントに対しての憧れと、VOYAGEGROUPが買収をされてしまったという悔しさもあったので、サイバーエージェントを超えるべくつけようと思ったのですが、知り合い何人かに聞いたと思うんですが、インスパイヤーされる感が強いなと自分でも思い、やめました。本当に良かったです(笑)

そして次に考えたことは、誰をメインターゲットにしたビジネスをするのか?ということ。それはなぜか明確でした。”新しいものを生み出す起業したてのIT起業家、起業してサービス・商品を創っても、売上が上がらなくて困っているIT起業家”がメインターゲットでした。そして支援する方法は、”トコトン泥臭く同じ目線で一緒になって支援する”それしか自分の強みは発揮できないと。

最終的に、前回話した”サムライへの想い”+”新しいものを生み出すIT起業家にトコトン泥臭く同じ目線で支援する”という名前がいいなと。

世の中で、新しいものが生み出す時に、世の中で一番苦労されている方は
誰だろうかと考えたと思います。そういった方をトコトン泥臭く支援する
こととは、どういうことだろうか。色々当時考えたと思います。

これは今の僕の考え方の中心にもなっているんですが、

新しいものを生み出す時に、世の中で一番苦労されている方=
妊娠され、出産される母親の皆さん。究極、それに勝るものはないと。

その母親の皆さんが赤ちゃんを出産されて、生まれたばかりの赤ちゃんを一番最初に、寄り添っているものの1つはなにか?

それは、”保育器”。

保育器とは?

小さな赤ちゃんを優しく、お母さん胎内環境に近づけて、
包み込むような育成のサポートをするプロダクトです。

僕の2娘は、そんなに小さい訳ではなかったのですが、2人とも保育器に入っていました。元看護師で産婦人科経験のある妻によると、小さな子だけに限らず、赤ちゃんは皆んな最初に一定期間入っていたとのことです。
そのぐらい赤ちゃんにとっては必須のものとのことです。

保育器の機能と、サムライインキュベートが起業家や新規事業担当者に対して持っている機能を、同じように照らし合わせてみると非常に考えが深くなると思います。

>>保育器の機能
※国機連より(http://www.jfmda.gr.jp/kikaku/13/index.html)ここから
赤ちゃんにとって最適な環境を作るために、保育器は主に4つの機能を持っています。

”小さく生まれた赤ちゃんをやさしく育む保育器”

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①保温
これは、一番重要な機能です。体温は、生み出される熱と蒸発や輻射などで失う熱とのバランスによって維持されています。しかし、新生児は成人に比べ体重単位当たりの体表面積が大きく、皮下組織が薄いため、体温を自分で維持することがとても難しいのです。体温を維持するために多くのエネルギーを使うと、成長のために使うべきエネルギーが足りなくなってしまいます。したがって、新生児が最小のエネルギー消費で体温を一定に保つこのができる温度を常に維持してあげることが重要です。

②加湿
蒸発によって体温が奪われていくことを防ぐために、保育器内の湿度を調節します。特に超未熟児や極小未熟児の場合には、出生直後から1週間は80~90%の高湿度を保つ必要があります。

③感染防止
抵抗力の弱い赤ちゃんにとって気を付けなければいけないのは「感染」です。赤ちゃんに快適な環境(温度・湿度)は細菌にも快適だからです。健康なおとなにとっては大丈夫な空気でも小さな赤ちゃんにとっては大敵で、感染の原因になります。そのため、保育器に入れる空気はフィルターによりろ過して、埃や細菌の進入を防いでいます。

④酸素供給
赤ちゃんに必要な酸素を送り込みます。まだ肺が十分に発達しきらず生まれてきた赤ちゃんには、通常より高い酸素濃度が必要なのです。

>>ここまで

1930年の新生児死亡率(生後4週間未満の新生児の死亡率)が40.9%だったのが、2018年時点ユニセフ発表では日本は0.9%で”世界で一番低い国”だそうです。

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日本人として、本当に誇れる数値だと思います。

今回の改めて、その日本での保育器のことも深く調べました。

保育器、国内トップシェア(85%)のアトムメディカル(日本初の保育器メーカー)のメインプロダクトの保育器の名前は、、、https://www.atomed.co.jp/product/cat_neonatology/031.html
感動しました。やっぱり考え方は合っていたと。

僕の次女である怜生も出産後、アトムさんの保育器に入ってました。
その際にもこの名前を見て感動したことも改めて思い出しました。
僕の奥さんのお姉さんも約700gで生まれ、保育器に救われたとも仰っていました。

保育器は英語でいうと、Incubator。その動詞が ”Incubate”。

”小さく生まれた赤ちゃんをやさしく育み、その母親を支援する保育器”

”小さく生まれた事業アイデアを、その母親である起業家・新規事業担当者と共に、保育器のような存在(インキュベーター)として優しい温もりで守り支援したい”

これが、”社名に『インキュベート』と入れたきっかけと、その込めた意味” です。

改めて言いますが、保育器の発達や、医療関係者の皆様の努力で今の日本の新生児死亡率は世界でNo1、0.9%。本当にすごい、誇りです。この約90年間で日本は、その数値を40分の1にしています。

それでいうと、サムライインキュベートの投資起業支援での事業での失敗率は、その30倍以上の30%、いやもっともっとあるかもしれないです。

このコラムを書いていて、まだまだ日本基準に足していない自分に反省をし、改めて、僕は、サムライインキュベートという名を掲げているのであれば、投資先、新規事業支援先を全部成功させたい、させなければならないと心から思いました。

どんな命に対しても優先順位をつけずに、今日も真摯に対峙し支援する
医療関係者の皆さん、そしてそれを支える保育器のように。

では、良い週末を!
from Ken Samurai

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1974年名古屋生まれ。アクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)等を経て、2008年サムライインキュベート設立。創業期スタートアップから投資・成長支援を行うVC事業で現在国内外のスタートアップ累計190社以上に支援。また大手企業の新規事業創出等イノベーション支援を行う。