東京五輪が強行開催された後の晴海フラッグの悲惨な未来を考える

どうやら菅義偉首相には、東京五輪を中止にするお考えはないようだ。
何とか開催して、成功裏のうちに閉幕させたいと考えているのだろう。その後での自民党総裁選挙や衆議院の解散総選挙を、それで乗り切ろうというお考えなのだろう。
しかし、今の状況から考えて、このまま強行開催した東京五輪が成功するとはとても思えない。
昨年3月、安倍首相(当時)が五輪の延期を決めたときと比べて、新型コロナの状況は日本のみならず地球的に考えて数倍から数十倍規模で悪化している。であるのに、なぜ中止を決定しないのか?

昨年3月時点と比べて、何か希望があるとすればワクチンの存在だろう。米英はもとよりロシアや中国でもワクチンが開発されて接種が進んでいる。
しかし、日本での接種は遅れている。五輪が開催される7月23日までに日本でのワクチン接種率は2割にも達しない可能性が高い。
さらに言えば、ワクチンはコロナ感染を完全に封じる手段にはなりえない。せいぜいがところ、今のような爆発的な感染拡大を抑制する効果しか見込めない。
ワクチンの有効率も70%から90%台と報道されている。接種したからと言って絶対的に感染しないわけではないのである。

そういったことを現実的に考えれば2021年の7月時点で、新型コロナ感染の状況が今と比べて劇的に改善しているとは思えない。少しマシになってきた、という程度ではないか。
そんな状況下で東京五輪を強行開催すればどのような結果を招くのか?
あるいは、強行開催した東京五輪に参加する国はどれほどあるのだろうか?

何よりも、東京五輪の選手村跡地に誕生するマンション群「晴海フラッグ」は、強行開催によってどのような影響を受けるのか?
あのマンションにどういう運命が待っているのかを、現実的に考えてみたい。そして、その中身を赤裸々に語ってみたい。
あらかじめ申し上げておくが、バラ色の未来ではない。その逆である。かなり悲惨な内容だ。
あのマンションに自分の人生の未来図を描いている人は読まない方がいい。もしかしたら、相当気分が悪くなってしまうだろう。

私は物事を現実的にしか考えられない人間である。
現実的といっても、二方向ある。楽観的に考えるか、悲観的に捉えるか。
ここでは主に後者の予測を書き連ねる。

ただし、これから先に語る悲観的な未来予測の内容は、あくまでも私の空想である。その通りに実現しない可能性だって十分にある。楽観シナリオが現実になることだってあり得るのだ。
実のところ、これから描き出すような悲惨な未来にならない方がいいはずだ。それが東京という街にとっても、あのマンション群に自分の未来図を描いている方にとっても、その方がハッピーであるに違いない。
しかし、“Hope for the best and prepare for the worst.”ということもある。
最悪の状態がどういうものかを知りたい方に対して、以下の予測を提供する。

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