大手デベロッパーの都心開発案件で重大ミス発生

マンション業界では、時にアッと驚くような出来事が起こります。
まあ、数年に一度くらいの割合です。
ところが、今年はまだ半分も終わっていないのに、立て続けに大きな事件がふたつも発覚しました。
ひとつは先日このnoteの記事でもご紹介した通り。

https://note.com/sakakiats/n/n8bbd3b910f20

「今年はこれで終わりかな」
なんてタカをくくっていたら、大間違いでした。実は秘かに別の事件が起こっていたのです。
それも、第一の事件と同様に財閥系の誰でも知っている大企業が売主になって開発し、販売している東京都心のマンション。

私は東京23区や神奈川県の川崎市、埼玉県さいたま市で新規に販売されるほぼすべてのマンションの現地を調査し、資産価値レポートというものを作成して有料で頒布しています。

https://sakakiatsushi.com/?page_id=9000

だから、東京の都心エリアで販売されている、この物件の現地もしっかりとチェックしていました。
かなりいい場所です。大きな公園のそばでJRや地下鉄の駅からもまあまあの距離。何よりも山手線の内側。
このマンション、2021年の初頭から販売が始まっていました。ただし、建物の完成予定は2022年の春とされていました。
すでに契約した方も二桁以上はいらっしゃる模様。

この都心の高級物件で、思わぬ事態が生じたのです。
マンション業界では数年に一度か、それ未満の確率でしか起こり得ない「大事故」と言っていい事象です。
言ってみれば、「あの●●がやらかしたのか・・・」と絶句するような事態です。
まあ、誰もが知るような大手企業でも、やるときにはやるのです。

内容はあまりにもスキャンダラスなので、以下の部分は有料(300円)とします。
たいして中身のある話でもなく、今のところ際立ったエンドさんの被害者もいません。非常な迷惑を蒙ったエンドさんはいますが、業界のルールにのっとった補償は行われるでしょう。
いちばんの被害者は、売主である財閥系大手不動産会社ではないでしょうか。

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