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ウォーターパーフェクションドール

 こんにちは、SAKAKIです。北海道の桜は散りはじめ、日に日に暖かくなってきました。こんなに天気が良いと、外にお出かけしたいと思ってしまいますが、今日もステイホームしています。軽く散歩には行こうと思っていますけど。皆さんをどうしていますか?野外BBQが批判されていましたが、あれはBBQセットを売り出しているスーパーマーケットに問題があると思うんですよね。スーパーでBBQセットを見かけて驚きました。こういう危機的状況において、想像力を働かせるのはとても大切なことであると考えさせられます。あっ、こんな状況下で一生懸命売り場で働いていらっしゃる方々には敬意を持っていますよ。さて。家で過ごしている皆さんも一緒に想像力を働かせる練習をしませんか?ポケモンカードのデッキ構築は想像力を鍛えるのに非常に有効な手段だと思います。
 なんか前置きが長くなってしまいましたが、今回はシティリーグ2020のシーズン3で使用しようと考えていたデッキの紹介になります。ちょっと型が古いので、現環境で戦えるのかは微妙ですが、個人的には気に入っているので紹介しようと思いました。実際にシティリーグで使用したデッキも公開しているので、そちらも良かったら見ていってください。

 

1. デッキ紹介「ウォーターパーフェクションドール」

水ミュウミュウ

 まず、デッキコンセプトについて説明します。このデッキは、ミュウツー&ミュウGX(以下ミュウミュウ)の特性"パーフェクション"を駆使し、水タイプのポケモンGXの技を使って、耐久力を生かしながら戦っていく構築になっています。システム的には"モルペコドール"とはほとんど変わりませんが、パーフェクションの天敵である”無人発電所”や”ミミッキュ”の対策を厚く施しています。


2. 採用カードの紹介


2.1 ポケモン

ミュウミュウ 2
カメックス&ポッチャマGX キングドラGX ゲッコウガGX 各1

 ミュウミュウの枚数は2枚で十分です。さて、水タイプのポケモンGXの選択理由ですが、まずはカメックス&ポッチャマ(以下カメポチャ)について説明します。
 ミュウミュウ対策の対策は十分施していますが、フェアリーチャームを採用したデッキに対するアタッカーという役割に加えて、当時結果を出していたエースバーンV・Vmaxの弱点を突く役割があります。技スプラッシュメーカーもHP回復+エネルギー加速が行える点でとても優秀です。3ターン目以降はこの技によるエネルギー加速が鍵になります。また、バブルランチャーGXは相手をマヒ状態にする追加効果があり、時間稼ぎなど使い勝手が良いと思われます。
 次にキングドラGXについて説明します。このカードは試合の序盤と終盤に活躍が期待されます。まず序盤ですが、技’ぎゃくふんしゃ’を使って30ダメージを与えつつ、ベンチのリーリエのピッピ人形と入れ替えます。この動きをすることで、サイドを取られないようにしつつ、毎ターンエネルギーを手貼りすることができます。また、ハイドロポンプは 10 + 水エネ x 50 ダメージなので、終盤に大ダメージを与え、一気に試合を決めることができます。7エネつけばVmaxもワンパンできるのは魅力的です。メイルストロムGXは少々弱い効果ですが、ぎゃくふんしゃ+メイルストロムGXで序盤にバトル場に出がちなジラーチを倒すことができたり、場合によっては使いようがある技です。
 最後にゲッコウガGXですが、2エネで130ダメージの’かすみぎり’の使い勝手が非常に良いことに加え、タチフサグマなど、ダメージを受けない効果が付与されたポケモンへの対策もできます。特性’しんしゅつきぼつ’もデデチェンジ程ではないですが、いざという時の手札補充に役立ちます。また、あまり注目されていませんが、ダークミストGXが非常に強力で、ベンチのポケモンとついているカードをすべて手札に戻すことができます。ゴリランダーやセキタンザンなどの強力な2進化システムの破壊やベンチで育てているポケモンに使うことで、かなり有利に試合を進めることができます。
 他にも’おぼろぎり’のゲッコウガGX、カメックスGX、スターミーGXやパルキアGXなど強力なカードも候補に挙げられますが、優先度が高いと思われる3枚を選びました。(スターミーGXの優先度は高いですが、現物を持っていないので採用できませんでした。)

チラーミィ:チラチーノ 3:3

 特性やりくりが優秀なドローソースであり、技エネアシストがいざという時のエネルギー加速に使えます。また、やりくりでポケモンGXをトラッシュできるため、ミュウミュウ系のデッキとの組み合わせが非常に良いと思われます。

ミュウ

 当時、インテレオンV・Vmaxが活躍するだろうと思い採用しました。

2.2 トレーナーズ

2.2.1 サポート

マリィ:シロナ:エリカのおもてなし 4:4:2

 ポケモンの特性によるドローorサーチシステムのしっかりしたデッキは、山に戻して引くタイプのサポートカードの方が使い勝手が良いため、マリィとシロナを4枚ずつ採用しています。また、マリィは相手の手札に干渉する効果を持ち、相手の動きを妨害することもできる点で非常に強力です。このように、ベンチのミュウミュウを呼び出すカードを相手に持たせない動きが重要になります。この8枚だけではドローサポートが足りないのでエリカのおもてなしを2枚追加しました。(シロナ&カトレアを含めるとドローサポートは12枚になります。)

ボスの指令 2

 ベンチのポケモンを呼び出す強力なカード。逆にバトル場のエネルギーが沢山ついたポケモンをベンチに下げ、ダークミストGXを使って場から取り除く動きもできます。もともとはポケモンキャッチャーとグレートキャッチャーを採用していましたが、ボスの指令の方が明らかに使いやすいので変更しました。

シロナ&カトレア 2

 タッグコール対応のドローサポートなので非常に使い勝手が良いです。また、2枚しか採用していないボスの指令の使いまわしを行うことができます。

ぼんぐり職人 2

 プレシャスボール+クイックボールのサーチで確実にポケモンGXをトラッシュすることができる素晴らしいカードです。この記事にいっぱい良いこと書いているので読んでくださいねw


2.2.3 グッズ

 クイックボール:プレシャスボール:しんかのおこう:タッグコール 4:3:2:1

クイック ⇒ ミュウミュウ、カメポチャ、チラーミィ、ミュウ 
= 7
プレシャス ⇒ ミュウミュウ、カメポチャ、ゲッコウガ、キングドラ 
= 5
しんかのおこう ⇒ ゲッコウガ、キングドラ、チラチーノ
= 5
タッグコール ⇒ ミュウミュウ、カメポチャ
= 3

 ポケモンサーチ系グッズの採用比はそれぞれのカードがサーチできるポケモンの枚数に対応しています。しんかのおこうとプレシャスの枚数は逆でも良いかもしれません。

 リーリエのピッピ人形 4

 序盤の’ぎゃくふんしゃ’⇒バトル場にピッピ人形の動きを確実に行いたいので4枚採用しています。ザシアンVなど技を使った次のターンに技が使えないポケモンの天敵である。

 リセットスタンプ 1

 逆転の一手。今も昔も、取りあえず採用した方が良いです。

 たっぷりバケツ 1

 エネルギーの採用枚数がそれほどないので入れてみました。もう少し入れても良いかもしれません。

 エネルギー回収 2

 一体のポケモンに沢山エネルギーを付けるデッキなので、エネルギーの回収手段を手厚く施しました。大体4枚ぐらいエネルギーを付けて戦うことになると思うので、2枚採用しました。またミュウミュウの逃げエネが2枚なので、逃げる⇒回収⇒スプラッシュメーカー⇒HP回復という動きもできる。

 ポケモンいれかえ 1

 状態異常対策に1枚だけ入れました。

 隠密フード 2

 ミミッキュの特性シャドーボックスなどの特性対策です。しかし、現環境においてあまり採用されていないので入れなくても良いなと思いました。

2.2.3 スタジアム

 混沌のうねり 3

 無人発電所を絶対に許さないための3枚採用です。サンダーマウンテンや巨大なかまど、ルミナスメイズの森やまどろみの森などの対策にもなります。


2.3 エネルギー

 基本エネルギー水 10

ギリギリの枚数にしました。


3. デッキの回し方


3.1 序盤

 キングドラGXの技'ぎゃくふんしゃ'で30ダメージを与えつつ、ベンチのリーリエのピッピ人形と入れ替える動きをする。

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3.2 中盤

 カメックス&ポッチャマGXの技'スプラッシュメーカー'を使って、一気にエネルギー加速をします。エネルギーの付け先は相手の盤面によります。次のターンに技の効果による回復込でも倒されてしまうと想定される場合は、別のポケモンにエネルギーを付けます。相手の盤面が芳しくなく、ミュウミュウが倒されないと想定される場合は、エネルギーを1体に集中して付けます。

 画像は分散してエネルギーを付けた場合を示しています。

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3.3 終盤

 キングドラGXの技’ハイドロポンプ’で大ダメージを与え、相手のポケモンを倒していきます。ボスの指令やメイルストロムGXによるベンチ狙撃などを駆使して、サイドをスマートにとりましょう。

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 ここまで回すと、山札の枚数が20枚以下になるので、最後の詰めはやりやすいと思います。

 順調にこの盤面が作れない場合は、先述したようにマリィやリセットスタンプによる手札妨害で相手の盤面展開テンポを遅らせたり、ダークミストGXで相手の盤面を崩したり、いろいろ工夫してみましょう。

4. 現環境における本デッキの評価

 まずはデメリットから箇条書きで示します。

・ボスの指令により、ぎゃくふんしゃなどによるヒット&アウェイがそれほど強い動きではなくなった。
・弱点であるドラパルトV・VmaxやサーナイトV・Vmaxを主軸としたデッキが強力であるので、現環境に多く存在する。
・GXデッキは減ったものの、多くのデッキに採用されているデデンネGXを意識して、グレートキャッチャーを採用しているデッキはそこまで数を減らしていない。

 次にメリットを箇条書きにします。

・無人発電所、特性シャドーボックスのミミッキュを採用したデッキが減っている。
・ミュウミュウデッキが減っている。

 現環境における評価はこのようなものになっていると思われます。総合的に考えると、現環境での活躍は厳しいと思われますが、じゃくてんほけんが再録されるなど、ちょっとした環境変化があると、活躍する可能性が出てくると思います。まだまだスタンダードレギュレーションにはポケモンGX専用の有用トレーナーズが豊富に存在しているので、それらをうまく組み合わせて、ポケモンVに対抗できるデッキを考えるのは面白いと思います。

5. 最後に

 しばらく大きな大会等が開催されないので、こうして自分の考案したデッキを公開しています。このままだとせっかく考えたアイデアが腐って勿体ないので、これからもこのようにデッキ公開を続けていこうと思っています。今後も私が書いた記事をチェックしていただけると嬉しいです。

 

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