スマホが音のリファレンス

私は普段音楽制作をしている。音楽を作ったら、公開前にスマホのスピーカーで音質と音量をチェックする。

チェックするのは、小さめのボリュームで聴いても迫力があるかどうか。

...プロの作品と比べると、自分の音が物足りないのがよくわかる。

どうすればその差を埋められるのか、いつも考えている。

すこし前までは、単純に音量の問題だと思っていた。が、今は音の「存在感」が重要だと考えている。そのポイントはおそらく高音域である。


ここで言う高音域は8キロヘルツから上の音域である。この音域は倍音、つまり音色、そして音や演奏の空気感に関わる、、と言われている。

つまり、この音域を上手く出すことで、音の存在感やサウンドのニュアンスがハッキリ出せるかもしれない(技術的には難しく、悩ましいのだが)。


そう感じてからは、他人の作品を聴くとき、音量や迫力よりも、音のニュアンスー>表情を気にするようになってきた。

いきいきとした音は面白い。今は前よりも音楽を聴くのがより楽しい。音楽はいつも発見がある。



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