見出し画像

5月29日20時、メディア酔談「検察庁法改正が止まったワケは?」を配信します

前回5月15日に配信した「メディア酔談」ご覧いただけましたか?え?見てない?そもそもメディア酔談って何?という方はとりあえず前回の配信を見てください。全部見なくても、ゲストの笛美さんが出てくるところまでで十分です、はい。↓

大きな話題となった「#検察庁法改正に抗議します」を掲げてツイッターデモをたった一人で始めた笛美さんにZoomで参加してもらいました。

これが15日のことで、その後の急転直下はみなさんご存知の通りです。この時点では、18日の週にも検察庁法改正が強行採決されると言われていました。

ところが18日に、この改正を今国会では「見送り決定」と伝わってきました。やったね!どう見ても世論が盛り上がったからだ!「メディア酔談」では数回に渡って、「どうすれば世論を盛り上げられるか」を話してきましたが、笛美さんがそれは可能だと証明してくれたわけです。万歳!

事実は小説より奇なり。20日21日で事態はさらに斜め上の方向に展開しました。これもみなさんご存知の通り、検察庁法改正で渦中の人だった黒川氏が賭け麻雀をやってたと週刊文春がスクープしたのです。

画像1

あまりのことに驚いた。なんてやつだ!でもこれで検察庁法改正も、そもそも黒川氏の定年延長も意味ないものになった。定年延長をおかしな形で進め、さらに怪しい意図の検察庁法改正も、意味がなくなってしまった。どんな喜劇作家も書けないような馬鹿馬鹿しい展開になりました。実際、この物語がドラマだったら、いくらなんでもそんなことは起こらないよ!と感じてたことでしょう。黒川氏も、自分が国政の大議論の渦中にいることの自覚がなさすぎですね。

ただ、少しがっかりもしました。文春は17日に黒川氏を直撃して「賭け麻雀やったんでしょ?」と聞いています。もちろん記事の裏付けを取る、という目的で面白くするためでしょうけど。つまり17日に黒川氏は「おれは文春砲に打たれる!」と知ったわけです。それを彼自身がどこまで伝えたかはわかりませんが、当然検察に伝えたでしょうし、そうすると法務省にも官邸にも伝わりますよね。

18日の朝早く、読売新聞が「改正、見送りへ」と第一報を打ちました。同じ頃、NHKは「改正、20日採決へ」と報じています。これは読売の官邸に通じた記者が察知して書いたにちがいない。だとすると、改正見送りは世論より文春スクープのパワーだったの?あーあ、なんだよ。民意より結局マスコミなんだ。

と、私は解釈してしまいましたが、我らが相澤冬樹は「そういうわけでもない」と言っています。そうなの?やっぱり世論なの?SNSなの?ハッシュタグなの?

というわけで、今回の酔談では「検察庁法改正が止まったワケは?」と題して、そのあたりのところをじっくり語ろうと思います。

さらに!

今回の件で、検察庁法改正が見送られ、廃案の噂もありますが、それで万歳していいのかな?とも思います。検察を政権の魔の手から救ったぜベイビー!そういう話なのでしょうか?あるいは、黒川氏が検察の諸悪の根源で、彼が辞職すればオッケー!なのでしょうか?

検察はもともと、奥が見えない存在でした。あの件はなぜ不起訴なのか?そんな事例はいっぱいあります。森友事件の財務省書類改ざんも、なぜ赤木さんが自殺までしたのに関係者は不起訴だったのか?それも黒川さんが封じていたから?そう考えていいの?

あるいは、今回のこれだけの騒ぎを受けて稲田検事総長は国民の前で何か語ることはないのでしょうか?何がどうしてどうなったからこうなったのか、検察という組織の意見や気持ちは伝わってきません。それでいいの?

さらに、賭け麻雀を大新聞の記者とやっていた、それってどういうこと?様々な事件で、報道が検察のリークだらけになることは多々あります。日産でのゴーン氏の事件もそうです。逮捕の理由は「有価証券報告書の虚偽記載」である一方で、「ゴーン氏はこんな使い込みをしていた!」とどう見ても逮捕と関係ない検察リーク情報が毎日新聞テレビを賑わせました。情報操作だと私は受け止めました。あれは誰が指揮してたの?あれも黒川さんなの?

検察の人事を内閣が完全に握るのは良くない。それは間違い無いけど、現状すでに任命権は内閣にある。でも慣習として検察内で決めた人事を内閣が認めていたって、じゃあ検察に対するガバナンスはないってこと?それでいいの?

実は疑問を感じ始めたら検察にはそもそも、納得がいかないことだらけ。そんな検察のワンダーランドを少しでも解き明かせたらと思っています。

そんなハードな話題、掘り下げられるのかなあとも思うし、今回も相澤冬樹がどこで酔いの臨界点を迎えるかも心配ですが、そんなテーマでやってみますよ!どうぞお楽しみに!

こちらをまずはリマインダーオン、もしくはチャンネル登録してください!

「メディア酔談」へのサポートのお願い

ところで大事なお知らせです!「メディア酔談」は相澤冬樹と境治が手弁当でやっています。もし気に入っていただければご支援をお願いします。このnoteの仕組みを使って我々をサポートしていただくことができます。記事の最後の「サポートをする」を押すと金額を選んでご支援いただけます。

具体的に言うと、一回のスタジオ代が22,000円、これは私が払っています。相澤は大阪からの旅費が新幹線と宿泊でたぶん4万円くらいかかってるでしょう。まあこれは取材で来ることを兼ねてもいるでしょと勝手に解釈して結局お互い同じくらいかかるとしたら一カ月4万円ずつ、二人で8万円+消費税くらい。何もしないとその分赤字なので、サポートいただくことで少しでも補填させていただければと考えています。

図々しいお願いですが、よろしくお願いします!コメントで激励いただくのもありがたいので、どうぞ何か書き込んでください!

「メディア酔談」の活動を支援してくださる方、こちらからお願いします。次につなげるために使わせていただきます!