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【横浜】巨大恐竜展と中華串(鴨頭の串焼きとか)

 巨大恐竜展へ行ってきたよ。
 友達に、美術館や博物館めぐりが好きな子がいて、
「今度いっしょに、どこか行こうよ」
 と話が盛り上がった時、ちょうど二人で行ける企画展覧か「巨大恐竜展」だったのだ。

巨大恐竜展2024

 や、見応えあった!
 長い地球の歴史の中で、おそらく恐竜の数は全時代をあわせて、何億匹もいたとおもう。
 その中で骨が残って、発掘により人類の前に姿をあらわすって、とんでもない確率だよね。
「わたし達も、ずっと遠い未来で発掘されたら、こんな風に展示されるのかなあ」
「その時は、復元図として全身ピンク色に塗られてたりして」
 発掘段階で、色素が特定できるほど皮膚が残るってのも、かなり低い確率だろうしね。

 究極の猛暑であるにもかかわらず、内部は人でいっぱい。
 子供達も、おおはしゃぎ。
 夏のイベントって、わくわく感満載で、いいよね。

マンモス
自分の身長くらいあるアンモナイト。彼らは肉食だ
ティラノサウルスは20体くらいしか発掘されていないらしい
でかいけど、なんかユーモラス

 会場は、みなとみらい。
 どこかでご飯とか食べようよ、となった時、そりゃ行くよね中華街。
 ちょっと隠れ家的な中華カフェがあるので、ぜひともそこへ行って休みたい。
 萬来行といって、雑貨屋の奥が入り口で目立たないし、空いてることが多いし、ゆったりできる場所なのだ。
「満席です」
 横浜中華街よ……今日はなぜこんなにも人が多いのだ……。

 その後、マップアプリを頼りに、別のカフェでアイス・ベトナムコーヒーを堪能。
 濃厚なコーヒーの下に練乳の層が真っ白に沈んでいて、淹れたての熱いそれをゆったりかきまぜる。
 それを、ミルクと氷がたっぷりはいったグラスへ注ぐと、味と香りが強いアイス・ベトナムコーヒーの出来上がり。
 どこも気取らない、よきカフェだった。
 また来るよ〔カフェ香蘭〕。

濃いコーヒーと練乳のパンチがきいた、ベトナムコーヒー

 友達とのおしゃべりは、まだ尽きない。
 いつも行くお店は閉まっていたので、他を探しつつ、なんとなくで入ってみたのは〔澤園〕というお店。
 これで「JAKUEN」と読むそうだ。
 澤は、日本の音読みなら「たく」になるはずだし、北京語なら「ze(ズァ)」になるだろうし……広東語だろうか、上海語だろうか。

陳麻婆豆腐ランチ 「陳」がつく割には辛くなかった
ランチについてる小籠包

 読み方が謎のそのお店には、ランチメニューの他に、各種の串があった。
 しかも、日本ではついぞ見かけない、中国らしい串のオンパレード。
 豚バラや手羽先、牛ハツあたりなら理解の範囲内だけど、干し豆腐の野菜巻き、羊上マメ串(マメって何?)、まんじゅう焼き、トースト串、ポテトチップス串など、
なぜこれが串になるんだ……
 中国文化の懐の深さを垣間見る品揃えだった。
 さらに、カイコ串なんてものもある。
 そりゃまあ、中国は太古の昔から絹織物の産地で、カイコはきっと、糸を吐き出した後はかっこうのタンパク源になったんだろうなあ……と想像が飛ぶ。
 興味はあったけど、わたし、虫食だけはダメなんよ……。

 中国では定番の羊肉串をたのむと、羊肉の風味に、香辛料がとてもよく効いている。
 ああ、中国の味だ。

ナス串と羊肉串

 これだけでは物足りなくなったので、二人してさらに何かを頼もうとする。
 どうぜなら、ちょっとは冒険してみたい。
「鴨頭串焼きって、どう? 写真で見るかぎり、すっごく鴨頭だし」
 それに、決めた。

鴨頭串


 実際に焼きあがってきたものは、写真ほど鴨頭ではなかったけれど、それでもやっぱり鴨頭だ。
 骨が多い中でも、肉部分をほじくりだしては食べる。
 美味しい。
 いかなる食材もすかさず逃さない中国食文化だけど、見た目のインパクトにたじろがなければ、案外と美味しいものはたくさんあるよね。

巨大恐竜展の戦利品。パペット・ステゴサウルス。かわいい

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