パニック障害の主症状(死の恐怖)について

 どうも。作者です。

 なんの作者かというと、「超次元占星術®」というオリジナル占星術の原作者なものですから、自分をことを「作者」と呼んでいます。

♪♪ だけどちっちゃいから自分のこと
作者って呼ぶんだよ、おかしいな、酒井 ♪♪

みたいなことだと思っていただければまぁ、そんなものでよいように思います。超次元占星術以外にも、占星術をテーマにした小説や、評論なども書いておりますし、最近ではガチプロの占い師を育てる翻訳占星術講座なども開催しています。

 さて、前置きはそんな感じで本題ですが、作者は「パニック障害患者」であります。

「あ、この症状はパニック障害だ!」とはっきり感じたのは33歳ころですか。ちょうど娘を妊娠して、初めて自分の肉が裂けて、中から血まみれのなんかが出てくるんだなと思ったとき、肉体というのはそういう、しょーもない、逃げられないものなのだなとつくづく思いまして、死の妄念にとらわれてしまったのです。

 それまでにも死の恐怖は折々感じてきました。占星術師なんかになってしまったのも、「占い」という未解明科学であれば何か、自分が生まれたことに解決法を与えてくれるのではないかと思ったからであります。

 まぁ最終的に占星術の世界は、私の期待に応えてくれて、神秘学として、人はなぜ生まれるのか、なぜ死ぬのかという哲学的答えはある程度解決できました。おかげで「死そのもの」はなんとかなりそうな気もします。

 問題は年を取ってきてリアルに「末期がん」とか「寝たきり」とかいう言葉が身に迫ってきますと、パニック障害発作が発現する確率が増えてきた、ということで、私と同じことで悩む方が少しでも気楽になれますよう、私の解決方法を書いてみたいと思います。

 まず、私のパニック発作のきっかけは、

誰かが苦しんで亡くなった情報

 を契機として起こることが多いということです。

 もちろん普段から「人間いつか死ぬ」ということは思っていますけれども、それはまだどこか他人事で、自分とは思っていません。

 しかしニュース等で、丁寧な病状の記録や、お医者さんのコメント、それがどれほど苦しく辛いのかという情報を読んでわが身に置き換えると

「ぞぞっ」

 として、胃の基底部というんんでしょうか、霊学的にシルバーコードのあたり、第三チャクラのマニプーラチャクラのあたりが「縮みあがる」感覚がするんです。

 昔から確実に「そこ」が縮み上がり、そこから死の恐怖とパニックが襲ってくるので、この部位にはなにか「肉体と魂の接着剤」みたいなものがあると思うんですね。ただ、それを書いたらしき文献は、あまりありません。唯一、森田療法の本を読んだときに、その部位のことらしき記述をみました。

 本のタイトル等は失念し、「森田療法の本だった」ということしか言えないのですが、たしか森田療法の本に

死の恐怖に取りつかれる神経症のことを「ヒポコンデリー」というが、語源はギリシャ語の「ヒポコンドル」であり、ヒポ、ギリシャ語で「下」、コンドルは肋骨の下、太陽神経叢のあたり、みぞおちのあたりを指す言葉で、「ヒポコンデリー」とはすなわち、このあたりの神経の乱れである

 というようなことが描かれておりました。

 それ以来、森田療法すげぇな! と。そうそう、そのあたりが「縮み上がる」ねん!! パ二障のおまえらもそう思うやろ?? な?? な??

 という感じです。

 でもヨーガ講師とか断食講師とか、ましてやスピの人ですら、この、「ヒポコンデリーがわいてくる部位と霊の関係」を説明してくれません……。なので、私だけが死のパニック発作の際、そこが「ようたまらん感じ」になるのかもしれません。でも間違いなく「そこ」が「縮み上がる」のです。この部位が「縮み上がる恐怖」さえ何とかなれば、そのあと、死んだあとの世界のことは、神秘学の教えでなんとか理解できたから怖くない。しかし「死の過程」で呼吸ができない恐怖とか、寝返りも打てない恐怖とか、手に触れるもの見えるものの一切にすがれない、己ただ一人の恐怖みたいなことは、年々強くなる。サイクルも短くなる。

 それらは「生の対極」ですから、生きるための人生相談、占い、カウンセリングなどは一切役に立ちません。宗教ですら、「お釈迦様助けてください!」と祈っても、仏陀は冷たいので「それがカルマだから受けるしかないねぇ」というだけ(笑)。もう荒れ狂う死の海に、己一人で対峙しなくてはいけないわけで、こんなに怖いのならもう生まれてきたくない、生まれてくるんじゃなかったとさえ思います。いくらその途中の人生で栄耀栄華を極めて、金地位名声人気など手に入れたところで、圧倒的死の恐怖にはクソの役にもたたないんです。

 んで、こんな恐ろしい死の大海に、心の支えなく挑む勇気は作者にはございませんので、なにか宗教が欲しいなと思うのですが、いまのところイエス様と仏陀が半々でしょうかww

 イエス様は、12使徒の究極の、残虐極まりない処刑のされ具合を読み返すたびに、「ペトロもアンデレもヤコブもみんーーな残虐刑にひるむことなく死んだ」というのが、私を励ましてくれるポイントで、イエス様は我々みたいなアダムの子孫の罪を贖うために、人間でありながら十字架にかかってくださったんですから、イエス様を祈念すると心がおだやかになるのは確かです。なので、最後は十字架を握りしめて死の大波にぶちあたろうかなと考えていますけれども、意外と最近私の「ヒポコンデリー」になぐさめを与えてくれているのは、仏陀の教えである

「諸行無常」

 だったりするのです。

 お釈迦様はいいます。

 どんなことも続かない(諸行無常)

 であると——。

 パニック発作で縮み上がり、死の恐怖で呼吸困難になったとき、「大丈夫。続かない、続かない。痛みも恐怖も続かない」と唱えると、すぅっとパニックで死にそうになり、みぞおちから吹き出る恐怖が遠のきます。

 もし末期がんと診断され、死の恐怖で狂いそうになるたびに、心臓がバクバクして縮み上がるたびに、「続かない続かない。すべて続かない」と、仏陀の言葉を思い出し、十字架を握りしめておれば、その波の繰り返しのうちにやがて意識が失われ、死の境涯へ入っていくのじゃないかなと。

 イエス様も偉大ですがお釈迦さまも偉大ですね! なにせたったの四文字で私を救ってくださる。

 そして、確かにひどい痛みも苦しみも、かならず「リズム」があります。今激痛だ、パニックだでも、かならず「やみま」が訪れる。

 そのとき、全力でやり残した仕事して、死ぬのは怖い怖いといいながら、緩和ケアも頼り、看護師さんや医師の方々に肉の痛みをとってもらって、なんとか「死の大波」にぶちあたれたらなと思います。

 同じ悩み苦しみにある方のために、「死の考察」と自分の「ヒポコンデリー(死恐怖)」との付き合いかたを、思い立った時また書いてみたいと思います。

             超次元占星術 原作者 占星術作家 酒井日香


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