見出し画像

【江東区最新】積極的勧奨の再開決定!HPVワクチン接種について聞きました ~接種率向上、相談体制・医療体制整備を求めています~

みなさん、こんにちは!

江東区議会議員の酒井なつみです。

先日ついに積極的勧奨の再開が決定したHPV(子宮頸がん予防)ワクチンについて、区に最新情報を確認しましたのでご報告します。

子宮頸がんとワクチンについて


子宮頸がんはウイルス感染によっておこります。
そして、『ワクチン接種によって予防できる』病気です。

(めちゃめちゃ大事なことですがあまり知られていません!)


毎年1万人が子宮頸がんと診断され、2800人が亡くなっています。

日本は約8年間、このワクチンが定期接種にもかかわらず、積極的勧奨をしないというおかしな状況が続いていました。 


私は子宮頸がんサバイバーでしたので、HPVワクチンを打ちたかったし、つらい経験をする女性を一日も早くゼロに近づけたいです。

だから、私は議員になったし、予防や啓発活動を頑張っています。


HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの積極的勧奨の再開


厚生労働省はHPVワクチンについて、2013年6月に止まった積極的勧奨を2022年4月から再開することを決め各自治体宛に通知。
また、積極的な勧奨が中止された間に機会を逃した女性が無料接種いわゆるキャッチアップできるようにする方針も固めた
来年4月からの実施を検討し、対象者などを今後決定するが分科会では、対象者は最も幅広い9学年分とするのが適切だという意見が多数を占めており、その場合1997~2005年度に生まれた女性が該当する。

国の決定を受けて、関係者の皆さんの尽力に感謝するとともに、接種の責任を負っている自治体の責任を改めて認識しています。

江東区は、昨年全ての対象年齢の女子とその保護者へ個別通知を送りましたが、まだ送っていない自治体もあります。

また当然のことながら案内を送って終わりではなく、接種体制の整備や、相談体制の整備、接種率を確認しながら適宜適切な対策を講じる必要があります。(全国で)

私はこれまで対策を求めて(※)参りましたので、今回は対象者数の増加や接種希望者が増加することもあり、現状と課題を質問することにしました。

※取り組みはこちら(区議会ホームページインターネット中継のページにリンク)

区への質問と現状

Q1.昨年、国の通知を受けて本区は全ての対象年齢の女子と保護者へ個別通知を送ったが、接種率の推移は。
A.令和元年度が2.1%、令和2年度が5.3%で、今年度は9月までで20.5%と、昨年度の約4倍となっているところ

Q2.ワクチン接種後の健康相談の件数や経過は。
A.これまで保健所には寄せられていない。 

Q3.今後の課題は
A.積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方で、これから示される国の方針による対象者に対して、もれなく周知する必要がある

Q4.来年度からのキャッチアップが決定された際の区と医療機関双方の体制に問題はないか。ワクチンの確保や予算措置も必要だが見解は。
A.区内102のワクチン接種実施医療機関と連携しながら、希望者がスムーズにワクチン接種できる体制を整備する。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます!


①積極的勧奨の再開&がん検診の普及によって、より多くの女性の子宮頸がんを予防する 
②医療機関で不安を感じる対象者とご家族に、丁寧な説明と同意がなされる③接種後に健康に異常がある方に寄り添える自治体・医療体制を整える


これら目標達成のために自治体の役割はとても大きいです。


江東区の子宮頸がん検診は受診率24%と低く、目標値である50%には到達できていません。(まだまだです!)

ワクチンの普及とともに、さらなる対策が必要です。

今後も注力し、取り組みます!

応援して下さい!


\\ これまでの取り組み //

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?