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制作を行う前に考える愛の伝え方

こんにちは マネーフォワード ホームカンパニー デザイナーの酒井です。toC向けのサービスを中心に下記のような割合でいくつかのプロジェクトに関わらせてもらっています。

マネーフォワードでは様々なサービスを展開していますが、サービスを利用してもらう前に、興味をもってもらい、認知してもらわないことには使ってもらえません。
認知してもらうための手段の一つとしてバナーがあります。
そこで何を伝えるか、意識していることを共有したいと思います。(レイアウトや配色の話ではないです。)

愛を伝えたいとか何とか

前職まで広告を中心とした制作会社だったのですが、先輩デザイナーに広告(バナー含む)はラブレターと同じだと教わったことがあります。
好きな人に「好き!」を伝える方法は、いろいろあると思いますが、自分のことをよく知らない人に「好き!」を伝えるなら、自分が何者で、自分の良いところをアピールしないといけません。唐突に「好き!」と伝えても、好意はもってもらえないでしょう。

愛がむきだし

アピールポイントをできるだけ多くの伝えればいいのかというと、そういうわけではです。
例えば、マネーフォワード MEのアピールポイントをすべて書き出すと大変な情報量になります。

もちろん深く理解してもらうには長文になるような説明が必要と考えています。受け取る側がすでに興味がある状態であれば、1から100まで丁寧に説明しても受け取ってもらえるのですが、バナーを目にする人は多くは、別の目的があるわけですから、目にした人の琴線に触れるように、情報を簡潔に取捨選択しなければなりません。

愛の選択

情報を簡潔に取捨選択するために、次のことを意識します。

誰に(ターゲット)
・まだ使ったことない20代〜30代の社会人
・資産運用をバリバリ行っている人
・家計簿が続かない人 など
何を(特長)
・資産をまとめて管理できること
・支出を自動で分類できること
・給料が振り込まれたら通知してくれること など
どうやって(表現)
・イラストを用いて
・ターゲットに近いモデルを用いて など

上記は例ですが、簡易的に書くとこうなります。

その後、情報の優先順位を決め、媒体を考慮し、レイアウトなど行います。
下記は制作例ですが、伝えたいメッセージは同一ですが、コピー、写真の有無やレイアウトによって印象は変わってくると思います。

ターゲットのことを考え、情報を整理し、グラフィック制作など、バナー制作ではデザインの基礎的な部分を学べることは多いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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