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ノシャップ岬と四等三角点「野寒布岬」

稚内から札幌に向かう2日目の朝は早い。OSC2023北海道(札幌) の前夜祭で食べるジンギスカンを楽しみに、7時にはホテル出発、7時10分には野寒布岬へと赴きました。(一旦北上している)

イルカがお出迎え

ノシャップ岬ではMySQLのシンボル、イルカがお出迎えです。ここは夕焼けの名所で、前回来たときには私も(多少天気が悪い中でしたが)海に沈んでいく夕日を眺めていました。

稚内灯台

今回は特に近くでじっくりと見たり説明看板を読んだりはしていませんが(前回見ているので)、工場の煙突と見紛う白と赤のストライプ。調べてみたら、高さ42.7m、北海道で一番高い灯台だそうです。全国でも2位。

四等三角点「野寒布岬」

これが四等三角点・野寒布岬です! と写真を出しても、ぱっと見には分からないかもしれません。ちょっと埋まってしまっています。


横面に掘られているはずの文字を確認できないので確証はないのですが、点の記の記述と照らし合わせてみても、ほぼ間違いないでしょう。こんな三角点もあるのです。(「保護石 0 個」との記述とも一致します)


面白いのがこの三角点の名称。
「野寒布岬」に平仮名で「のさっぷみさき」と振られています。住所は「稚内市ノシャップ2丁目」。選点時に混乱があったのですかね(のさっぷ岬は根室のほうにある納沙布岬の読み方です)。

昭和61年3月の選点・設置・観測。すべて同じ人が担当されているので、「のしゃっぷみさき」に正すタイミングがなかったのかもしれません。やっぱりダブルチェックって重要(なときもある)。

利尻富士


海の向こう側には、美しい裾野を持つ利尻富士がそびえます。海面に雲のようなものが発生し、不思議な空間から登場したような錯覚さえ覚えます。


この利尻富士。この日に南下している道中にずっとずっと、何時間も右手に見えていることとなります。雄大だ。


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