ロボット開発、の夢(2022.2.9)

 白衣を着て、研究室にいる。
 普通の研究室と違うのは、部屋の床一面、水浸しなことだろう。膝より上まで水位がある。といっても、洪水で浸水したわけではない。コンピュータなどはすべて、水に浸からない高さに置いてあり、水がある前提の設備になっている。
 それというのも、水中で動くヘビ型ロボットを開発しているからだ。だからといって部屋中を水槽にすることはない、とは微塵も思わず、裸足で、ズボンの裾をまくって作業をしている。白衣の裾は、ズボンの中に入れている。
 ヘビ型ロボットは長さ50センチほどの円筒形で、何カ所か関節があって、くねくね泳ぐ。関節のひとつひとつに小さなアームが付いていて、何かしらを掴んで本体を固定することができる。水流や波で流されないための機能だ。
 ロボットの動作確認をしていると、離れたところでも水面が揺れているのを見付けた。どうやら敵国のスパイロボットが潜入しているようだ。
 そこで僕は、そちらの方を見ないようにしながら、リモコン式ミニ魚雷を操作して、潜水艦型の敵ロボの下に潜り込ませて爆破。見事、機密漏洩を防いだ。
 破壊したスパイロボを処理しているところへ、同僚の研究員がお土産片手に出張から帰ってきた。 

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