核心を突くお坊さん、室内ゴルフ、の夢(2022.1.29)

 勤め先の食品工場に、お坊さんが来た。黄色っぽい袈裟を着て、頭を丸めている。何をしに来たのか分からない。
 本来の目的ではないはずだが、工場の掃除を手伝い始めた。僕も一緒に、床の洗浄をする。
 原料などを入れるタンクの下に潜って、床をブラシでこする僧侶。我々従業員は長靴やら前掛けやら、濡れないように洗剤に触れないように、装備を着用して作業するのだが、お坊さんは素手に足袋。袈裟の濡れるのも気にせず熱心に働く。
 何かしら世間話をしながら掃除をしていた。会話の中で「君の中には誰の悲しみも入っていない」というようなことを言われた。
 共感性、感受性といったものが欠如している、と指摘された気がした。

 ゴルフ。
 といってもコースへ出るでもなく、練習場で打ちっ放すわけでもない。室内で遊ぶ。
 まず、部屋の壁際に的を立てる。2メートルほど離れたところに、鉄道模型のレールのようなものを設置する。レールはやや斜めになっていて、真っ直ぐだったり曲がっていたりする。部品を組み合わせて好きに作れる。レールの高い方からゴルフボールが転がす。向かって来るボールを、レールの終点に着くまでの間に短いゴルフクラブのようなもので打って、的に当てる。このような遊び。


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