ひとまず退く勇者、迷惑な友、の夢(2022.1.6)

 いよいよラスボスまで辿り着いた勇者だったが、苦戦を強いられる。実力の足りなさを痛感しつつも、退くに退けない状況。
 そこへ突然、両者の間に割って入る、ひとりの剣士らしき男。剣士と断言できないのは、通りすがりの町人のような風体だからである。それらしく剣を構えてはいるが、防具の類いは何も身に着けていない。
 しかし彼は、ラスボスの攻撃をことごとくいなし、ダメージを負うことがない。相当な使い手であることは間違いないようだ。
 実は防具が必要ないほどの腕前だった謎の剣士、勇者に「ひとまず退くぞ」と告げると、渾身の一撃を放つ。
 ラスボスが後方へ吹き飛ばされた隙に、ふたりは退却した。
 これまで目にしたことのない剣術だったので、勇者は剣士に師事することに。

 同郷の友人が、先に都会へ出てきた僕のアパートの隣に越してきた。最近採用されて、なんとか研究所で微弱な電波を検出してどうのこうのと、説明を受けたが理解できなかった。
 今朝、身支度に手間取っていると、隣室から友人が勝手に入ってきた。僕が着替えるのを邪魔してくるので、迷惑この上ない。研究所は毎日決まった時間に出勤するわけではないらしいが、そっちの都合など知るか。

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