なきがら 夢日記2024.2.10
戦場。
魔物の群れと人間軍の戦争である。
乱戦の中で、友人が命を落としてしまった。彼は同い年だが、僕が入軍試験に何度か失敗しているので、軍人としては先輩だった。
動かなくなった友を見てショックを受けているところへ、魔物が押し寄せてくる。
誰かが僕の前に現れた。軍服を着ていないので正規兵ではないようだ。まさか人型の魔物か、とも思ったが、謎の男の剣は僕には向けられなかった。
物凄い速さで剣を振るい、数十体の魔物を瞬く間に倒すと、僕に、しっかりしろ、と声をかけてきた。
この辺りには、もう魔物はいないようだった。僕は彼に礼を言い、友人のなきがらを後方へ運ぶことに。
ぽやっとした光が僕らの周りを飛び回っている。友人が使役していた式神だ。主人が息絶えたことに戸惑っているようにも見える。
僕は新兵だからまだ持つことを許されていない、式神。来年度から使えるようになるのだが、友の形見として、受け継ぐことはできないだろうか。
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